「キンブレル1年間浪人の可能性」の報道を代理人が完全否定

日本時間2月24日、MLBネットワーク・ラジオのアナリストであるジム・ボウデン(レッズなどでGMを務めた経験あり)は、いまだ契約先が決まらないクレイグ・キンブレルが希望通りのオファーを受けられなかった場合、1年間「浪人」する可能性があると報道。しかし、これに対してキンブレルの代理人を務めるデービッド・ミーターがすかさず反応し、ボウデンの報道を「完全に間違っている」と否定したうえで、キンブレルが近い将来に契約を決める見込みであることを明らかにした。

この騒動の発端は、日本時間2月24日にボウデンが自身のTwitterで「複数のGMによると、クレイグ・キンブレルが希望する契約条件は依然として下がっていない。キンブレルが希望条件に相当するオファーを得られなかった場合、キンブレルに近い関係者によると、キンブレルは1年間プレイしないことも考えている」とツイートしたことだ。

要するに、キンブレルは自身の希望条件よりも低い金額で契約するつもりはなく、1年間の「浪人」を覚悟で納得できるオファーを待ち続けるつもりであるということだが、もちろんこれにはリスクも伴う。実戦から長期にわたって離れてしまうこともそうだが、1年後のフリーエージェント市場において希望通りのオファーが得られる保証はないからだ。

この報道に対し、代理人のミーターはMLBネットワークのケン・ローゼンタールに「その報道は完全に間違っており、クレイグは近い将来に新たな契約を得ることを楽しみにしている。彼が今季プレイしない可能性があると伝えている報道はすべて間違いだ」と語り、「浪人」に関する報道を完全に否定。キンブレルが近い将来に契約を決め、今季もメジャーを代表するクローザーとしてプレイする見込みであることを明言した。

通算333セーブ、防御率1.91と圧倒的な実績を誇るキンブレル。今のところ、具体的な契約交渉の話は聞こえてこないものの、契約先の決定に向けて着実に歩みを進めているようだ。

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