キーンさん悼み 感謝つづる 柏崎に記帳所設置

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ドナルド・キーン・センター柏崎に設置された記帳所を訪れた市民ら=25日午前、柏崎市諏訪町

 日本文学研究者で24日に96歳で亡くなったドナルド・キーンさんを悼み、新潟県柏崎市諏訪町の「ドナルド・キーン・センター柏崎」と市役所に25日、記帳所が設けられた。訪れた市民はキーンさんへの感謝を込めてメッセージを記した。

 キーンさんは2007年の中越沖地震後、復興の一助にと本県が舞台の江戸時代の古浄瑠璃「越後国柏崎 弘知法印御伝記(こうちほういんごでんき)」の上演を提案した。09年に柏崎市で上演され、多くの市民を励ました。

 キーンさんの業績を紹介する同センターには、遺影を飾った記帳所が設けられた。メッセージ用紙も用意され、訪れた人が書き込んでポストに入れていた。諏訪町の無職男性(69)は「キーンさんは日本の文化を大切にし、柏崎にも心を寄せてくれた。心静かに休んでほしい」と話した。

 記帳とメッセージは3月にも都内で開かれる「お別れの会」で飾られる予定。記帳は会の前日まで受け付ける。