鷹キャンプ打ち上げ 工藤監督、開幕託した千賀は「持っている力はチームで1番」

25日、ソフトバンクは春季キャンプを打ち上げた【写真:福谷佑介】

26日からは「球春みやざきベースボールゲームズ」で3試合を戦う

 ソフトバンクは25日、主力組の集うA組が宮崎・生目の杜運動公園で行ってきた春季キャンプを打ち上げた。この日は生憎の空模様だったため、室内練習場で午前中のみの練習に。昼過ぎには手締めを行い、1日から行ってきた25日間のキャンプを終えた。なお、「球春みやざきベースボールゲームズ」3試合を戦うため、28日まで宮崎には留まる。

 キャンプを終えて、25日間を総括した工藤公康監督。柳田や上林らが軽い故障で一時離脱となったものの、既に全体練習に復帰しており「多少の怪我人は出ましたけど、幸いにも軽傷だった。前半は順調にいい調整をしてくれたと思いますし、やるべきことをしっかり出来たキャンプだったと思います」と振り返った。

 キャンプ序盤は例年以上に走り込みを重視し、今季の課題である“走塁改革”にも着手した。紅白戦などでは積極果敢に盗塁を狙う姿勢なども見られ「結果が出るのはこれからですが、コーチにも理解してもらった上で走塁、盗塁練習もやってもらった」と指揮官は手応えを口にした。

 前日24日夜には宿舎で千賀滉大投手に2年連続の開幕投手を通達。開幕投手を明言したうえで「1年間ローテを守って、チームを引っ張ってほしいという思いを伝えた。持っているもの、力もチームで1番のものを持っていると思っている。お前に託すと伝えました」と思いを明かした。

 26日からは「球春みやざきベースボールゲームズ」で楽天、西武、ロッテと3試合を戦う。26日の楽天戦では早速、2年連続の大役を任された千賀も登板する予定となっている。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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