楽天オコエ、ハム清宮、広島小園… 実戦で結果を残す19年ブレーク期待の選手

楽天・オコエ瑠偉、日本ハム・清宮幸太郎、広島・小園海斗(左から)【写真:荒川祐史】

4年目を迎えたオコエは24日のヤクルト戦で先頭打者アーチを放つ

 2月1日から始まった春季キャンプも終わりを迎え、すでにオープン戦もスタート。今シーズンにレギュラー定着を目指す選手たちは結果を求められることになる。ここでは練習試合、オープン戦で結果を残し今季ブレークに期待がかかる選手たちを紹介していく。

○オコエ瑠偉外野手(楽天・4年目)

 2015年にドラフト1指名を受け入団。ルーキーイヤーは開幕1軍入りを果たしプロ初アーチも生まれたが51試合の出場で打率.185と打撃面で苦しみ17年は41試合、18年は44試合の出場にとどまった。過去にはオフの調整不足を指摘されケガにも泣いたが、今季は猛アピール。24日のヤクルトとのオープン戦では「1番・右翼」で先発すると初回の第1打席で左翼席へ先頭打者アーチ、得点圏で犠飛を放つなど4打数1安打2打点。4年目を迎え外野のレギュラー定着を目指す。

○清宮幸太郎内野手(日本ハム・2年目)

 通算111本塁打を放ち超高校級スラッガーとして7球団が競合。昨季は53試合に出場し打率.200、7本塁打、18打点と高卒新人としては歴代9位となる本塁打をマーク。今季はキャンプ1軍スタートとなり順調に調整を進めると実戦でも結果を残した。24日の巨人とのオープン戦では「6番・一塁」で先発すると4回の第2打席では実戦3試合連続安打となる投手強襲安打を記録。2年目の成長を着実に見せつけている。

○王柏融外野手(日本ハム・1年目)

 台湾球界では打率4割をマークするなど“大王”の異名を誇った強打者。24日の巨人とのオープン戦では「4番・左翼」で先発すると3回の第2打席で右前適時打を放った。紅白戦ではすでに一発を放っており練習試合などを含め実戦では8試合連続安打中と勢いは止まりそうにない。

阪神ドラフト3位ルーキー・木浪は実戦7試合連続安打と猛アピール

○坂倉将吾捕手(広島・3年目)

 プロ1年目は2軍で打率.298、1本塁打、34打点をマークし1軍でも初ヒットをマーク。昨季も2軍で打率.329、4本塁打、29打点と圧倒的な成績を残したがケガもあり1軍出場はなしに終わった。今季は丸の移籍に伴い外野守備にも挑戦。23日の日本ハムとの練習試合、24日のDeNAのオープン戦では「3番・左翼」で先発しヒットを放つなど打撃でアピールを続ける。

○小園海斗内野手(広島・1年目)

 昨年のドラフトで4球団が競合しドラフト1位で入団。キャンプ1軍メンバーに抜擢されると走攻守で高いポテンシャルを見せ日を増すごとに評価は急上昇。24日のDeNAとのオープン戦では守護神・山埼のツーシームを叩きプロ初ヒットとなる左前打をマーク。さらに25日の楽天との練習試合でも第2打席で中前打を放つなど打撃でもアピール。田中、菊池と日本を代表する二遊間が君臨するが今季の1軍デビューは夢ではない。

○木浪聖也内野手(阪神・1年目)

 ドラフト3位で入団した即戦力内野手。強肩と巧打を武器にキャンプ1軍スタートを勝ち取ると7日の紅白戦では12球団ルーキー最速となる1号3ランをマーク。その後もチャンスを逃さず出場試合で快音を響かせ24日の中日とのオープン戦では実戦7試合連続安打となる中前打を記録した。鳥谷、北條、糸原、大山、上本らとの激しい内野争いを続けている。(Full-Count編集部)

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