「グラバー図譜」をCG化 ペンギン水族館が特別展

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 長崎ゆかりの英国人貿易商トーマス・グラバーの息子、倉場富三郎が編さんした「グラバー図譜」をCG化した素材を使った「デジタル水族館」が長崎市宿町の長崎ペンギン水族館で開かれている。
 多目的室全体に投影されたイワシやマグロなど9種類の魚が、本物そっくりにひれを動かしたり、群れで泳いだりする様子を楽しめる。長崎総合科学大と同館共催で3月3日まで。
 グラバー図譜は、明治末期から昭和初期までの約25年、長崎の魚市場に水揚げされた約600種類の魚類などの写生が収録されている。富三郎の死後、知人から長崎大水産学部に寄贈され、現在は同大付属図書館が所蔵。図譜のことを知ってもらおうと、同大から長崎総科大がデジタルデータの提供を受けた。
 制作に携わった同大の繁宮(しげみや)悠介准教授(生態学)は「海の中にいるような空間を目指した。グラバー図譜の魚が生き生きと泳いでいる様子を見てもらいたい」と話した。

デジタル水族館について説明する繁宮准教授=長崎ペンギン水族館