ロバーツ監督 ドジャースの「ハーパー獲り」を認める

日本時間2月26日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、自軍がブライス・ハーパー獲得に向けて動いていることを認めた。日本時間2月25日にロバーツと球団首脳はハーパーの地元であるラスベガスを訪れ、ハーパーと話し合いの場を設けたという。話し合いについての詳細や、ドジャースがハーパーに提示したオファーの内容については、ほとんど明らかになっていないものの、ドジャースが再びハーパー争奪戦に加わったのは間違いなさそうだ。

ハーパー訪問に参加したと見られるロバーツ、CEOのスタン・カステン、野球部門社長のアンドリュー・フリードマンは、現地時間日曜日のオープン戦で自軍がエンゼルスに勝利したのを見届けたあと、ラスベガスに向かい、現地時間月曜日の朝にキャンプ地に戻った。ロバーツは「いい話し合いができた。お互いのことを知ることができたんじゃないかな」とハーパー訪問を振り返り、「ドジャースの方針としては、このようなプロセスをしっかり吟味することが大切だ」と慎重な姿勢を崩さなかったものの、一定の手応えを感じた様子だった。

ただし、ロバーツは契約交渉についての詳細や、ハーパーがドジャースに求めているものなどについては一切明らかにしなかった。「我々は常にチームをよりよくすることを考えている。あらゆる方法でね。チームをよりよくする機会があるのなら、私は球団に求められれば、どんな交渉の場にも出席する。期待しすぎたりはしないけどね。ただの話し合いに過ぎないんだから」とロバーツは語った。

ロバーツは、昨年のオールスター・ゲームでナ・リーグの監督を務めた際に、ハーパーと知り合いになったという。「彼は素晴らしい選手だし、家族を大切にする男なんだ。素晴らしい人間だよ」とロバーツはハーパーを絶賛。ドジャースの「再参戦」により、ハーパー争奪戦はさらなる盛り上がりを見せることになりそうだ。

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