昨季27本塁打のヒックスがヤンキースと契約延長 7年7000万ドル

日本時間2月26日、ヤンキースはアーロン・ヒックスと7年7000万ドル+球団オプション1年で契約を延長したことを発表した。ヤンキースとヒックスは、日本時間1月12日に年俸調停を回避して1年600万ドルの契約を結んでいたが、今回の7年契約により少なくとも2025年まではヤンキースの一員としてプレイすることになる。ヒックスは「僕が今回の契約にサインしたのは、両者にとってフェアな契約であると思ったからだ。僕はヤンキースにいたいと思っていたし、ヤンキースのチームメイトとともに戦いたい。それが今回の契約にサインした最大の理由だよ」と契約延長を喜んだ。

今回の契約により、ヒックスは200万ドルの契約ボーナスを手にするほか、2020年から2023年までは年俸1050万ドル、2024年から2025年までは年俸950万ドルとなり、2026年は年俸1250万ドルの球団オプションまたはバイアウト100万ドルとなっている。ブライアン・キャッシュマンGMは昨年12月からヒックスの契約延長交渉に取り組んでいたことを明らかにし、「彼はもっと成長できると思う。選球眼が良く、パワーもあり、センターの守備では素晴らしい肩を持っている。攻守両面で試合にインパクトを与えられる選手なんだ」とヒックスへの期待を口にした。

昨季のヒックスは、137試合に出場して打率こそ.248にとどまったものの、27本塁打、48長打、79打点など各部門でキャリアハイの成績をマーク。また、過去2シーズンで出塁率.368、OPS.838を記録しているが、両部門でこの数字をクリアしているア・リーグの選手は、ヒックスのほかにホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)、アレックス・ブレグマン(アストロズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、J.D.マルティネス(レッドソックス)、ホゼ・ラミレス(インディアンス)、マイク・トラウト(エンゼルス)の7人しかいない。

7年契約が終了する2025年には、ヒックスは36歳。野球選手としての全盛期をヤンキースで過ごすのは間違いないだろう。

© MLB Advanced Media, LP.