19日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグのバイエルン戦、24日のマンチェスター・ユナイテッド戦の両方をリヴァプールはスコアレスドローで終えた。リヴァプールとしては歯がゆい結果かもしれないが、この試合を自分たちの自信にすべきなのだろう。
なぜなら、両チームともリヴァプールを恐れていたからだ。普段通りの戦い方ではなく、負けないことを優先したプランでリヴァプールに臨んできた。英『The Guardian』によると、リヴァプールDFアンドリュー・ロバートソンも相手がリスペクトしてきていることに自信を感じている。
「ワールドクラスの選手が揃うバイエルン、ユナイテッドのようなビッグチームが僕たちを止めるために戦い方を変えるんだ。リスペクトの証と受け取らないとね。こうしたビッグチームが僕たちをリスペクトしているのだから、僕たちも自分たちのことをリスペクトする必要がある」
ロバートソンも2試合続けてスコアレスドローだったことには満足していない。やや攻撃が湿りがちだったのは事実で、それほど決定機の数も多くなかった。
ただし、格上として振舞っていたのはリヴァプールの方だ。バイエルンの場合はホーム&アウェイの戦いのため状況に違いはあるが、両チームともリヴァプール相手に引き分けたことを喜んでいるはずだ。一方でリヴァプールは勝てたはずと不満を感じており、この差は大きい。
今やリヴァプールはビッグクラブにも恐れられる存在で、対戦相手はリヴァプール用のプランを組んでくる。対してリヴァプールは常に自分たちのサッカーを貫いており、これをリヴァプールの選手やサポーターは自信とすべきなのだろう。