九州運輸局は26日、長崎市で路面電車を運行する長崎電気軌道が申請していた上限運賃の変更を同日付で認可したと発表した。普通運賃は、大人120円(子ども60円)が4月1日から130円(同70円)になる。全線均一運賃としては全国で最も安い料金は維持する。
昨年12月25日付で申請していた。運賃改定は2009年10月に100円から120円に引き上げて以来9年半ぶり。同社によると、沿線人口の減少などで利用は減少傾向。一方で、全国で相互利用が可能なICカード乗車券「nimoca(ニモカ)」の導入など大型投資を控えている。
定期や団体運賃なども引き上げる。通勤定期(1カ月)は4830円から5230円に改定。1日乗車券(大人500円)は据え置く。
同社は「安全性向上やサービス改善のためには収支の改善が必要。ご理解をお願いしたい」としている。
路面電車4月から130円 値上げ認可 長崎
- Published
- 2019/02/27 11:00 (JST)
- Updated
- 2019/02/27 12:09 (JST)
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