アレナードがロッキーズと契約延長 8年総額2億6000万ドルとの報道

日本時間2月27日、ロッキーズはメジャーを代表する三塁手であるノーラン・アレナードと8年契約を結んだことを発表した。アレナードは今季終了後にフリーエージェントとなる予定だったため、今季中のトレードの可能性を含めて動向が注目されていたものの、MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、総額2億6000万ドルという大型契約で2026年までの契約延長に合意。ハイレベルな攻守を兼ね備えた三塁手は、来季以降も引き続きロッキーズのユニフォームを着ることになった。

ESPNのジェフ・パッサンが最初に報じた今回の契約延長は、今季からスタートする8年契約となっており、3年目終了時にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェントになることが可能だという。よって、現在27歳のアレナードは、30歳でフリーエージェント市場に出る可能性があり、8年契約を満了した場合には35歳。また、全球団に対するトレード拒否条項も盛り込まれているようだ。

ローゼンタールによると、年平均3250万ドルという金額は、ミゲル・カブレラ(タイガース)の8年2億4800万ドル(年平均3100万ドル)、クレイトン・カーショウ(ドジャース)の3年9300万ドル(年平均3100万ドル)を上回る数字であり、メジャーリーグ史上でもザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)の年平均3440万ドルに次ぐ数字。過去4シーズンで平均40本塁打・126打点をマークし、デビューイヤーから6年連続でゴールドグラブ賞を獲得していることを考えると、実績に見合った金額であると言えるだろう。

アレナードは、1月に年俸調停を回避して年俸2600万ドルの1年契約を結んでいたが、今回の8年契約はこれに取って代わることになる(年俸2600万ドルは年俸調停権保有選手の史上最高額)。来オフのフリーエージェント市場の目玉と目されていたため、ロッキーズとの契約延長が実現したことは、ロッキーズのみならず、多くの球団に影響を与えることになりそうだ。

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