カージナルス・マイコラス 4年6800万ドルで2023年まで契約延長

先日、ホゼ・マルティネスとの2年契約を発表したばかりのカージナルスが、今度は先発ローテーションの軸の確保に動いた。日本時間2月27日、カージナルスは昨季メジャー復帰1年目にしてリーグ最多タイの18勝をマークしたマイルズ・マイコラスと4年契約を結んだことを発表。日本プロ野球の読売ジャイアンツで3年間を過ごした男が、「アメリカン・ドリーム」を実現させた。

ジョン・モゼリアック野球部門社長は「我々はこのオフシーズンの大半を、2019年の戦いについて考えることに費やしてきた。そして、スプリング・トレーニングの開始が近付くにつれ、我々は将来のことも考え始めるようになった」と語っており、その結果がマルティネス、マイコラスとの複数年契約というわけだ。そして、モゼリアックは「彼の能力とリーダーシップは、若手選手の牽引役に相応しく、セントルイス・カージナルスの将来を考えたときに、彼は球団を次のステップへ進めるのに当然必要な人材だった」とマイコラスを絶賛した。

マイコラスはメジャー復帰の際にカージナルスと2年1550万ドルの契約を結んでおり、その契約が今季限りで終了。来季から今回の4年契約がスタートし、関係者によると、全球団に対するトレード拒否条項が盛り込まれているほか、今季マイコラスが200イニングを投げれば、4年契約の総額は6800万ドルから7000万ドルに上昇するという。

カージナルスは、長年エースとして活躍してきたアダム・ウェインライトが37歳となり、あと何年現役を続けられるかわからない状況。さらに、マイケル・ワカも今季限りでの退団が濃厚となっており、マイコラスとの契約延長は先発ローテーションに安定をもたらすことになる。マイコラスは、カルロス・マルティネス、ジャック・フラハティ、アレックス・レイエスといった20代の若手投手たちと今後数年にわたって先発ローテーションを形成することになるだろう。

昨季18勝をマークし、今季はすでに開幕投手に指名されているマイコラス。カージナルス先発陣の中心的存在として、さらなる活躍が期待される。

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