花粉症かどうか、5分でチェックできる! 予防・研究に役立つアプリとは

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花粉症は、日本で3000万人がかかっているアレルギー疾患です。アレルギー性結膜炎・アレルギー性鼻炎を起こして、生活の質の低下や作業効率の低下など、経済損失も生み出しています。

そんな花粉症にかかっているかどうか、5分でチェックできるアプリが、「アレルサーチ」です。同アプリを開発した順天堂大学医学部眼科医の猪俣武範さんに、開発の狙いを訊きました。

2月26日(火)のオンエア:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」(ナビゲーター:別所哲也)
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190226083441

■ドライアイと花粉症の関連性

花粉症の原因は、多種に渡る花粉や大気汚染物質PM2.5などの環境要因、タバコ・食事・運動などの生活習慣、家族歴・年齢などと言われていますが、様々な要因が組み合わさって発症するため、個々の発症の原因は解明されておらず、また根本療法が判らないため、予防や対処療法が中心となっています。

そんななか猪俣さんは、目が乾く「ドライアイ」と、花粉症の関係に注目しています。

猪俣:私たちは「アレルサーチ」のほかに「ドライアイリズム」というiPhoneアプリをリリースしており、その研究からも花粉症はドライアイの重症化に関連があることが明らかになっています。ドライアイも花粉症も、目のバリア機能を破壊したり、涙が減ることで花粉を洗い流すことができなくなるので、共に治療することが大切と考えられています。

■複合的な原因をアプリで解明

「アレルサーチ」を開発した狙いについて訊きました。

猪俣:アプリの開発の目的は、花粉症の複合的要因を明らかにする目的と、一番の目的は、個人個人に対するビッグデータを収集することで、個人に最適化された予防ができるアルゴリズムを作りたいと考えたからです。

「アレルサーチ」は予防に関する質問を多くしています。たとえば「家はフローリングか、絨毯か?」「寝室は?」「ペットは?」という質問は、病院の研究では得られない一般家庭での情報を集めることで、花粉とアレルギーの関係を解明しようという試みなのだそうです。

さらに目の写真を撮影し、5分で花粉症チェックができる機能もあります。

猪俣:これは目の充血具合などを人工知能を使って分析するために収集しています。通常のアプリは問診が中心になってしまいますが、なるべく生体データを収集することで、問診のような主観的なデータと画像を使った客観的なデータを集め、科学的妥当性を高めるようにしています。

■アプリで花粉症研究するメリット

「アレルサーチ」をリリースして1年、すでに9000ダウンロードを達成しています。アプリを使用した研究のメリットを訊きました。

猪俣:医療アプリのメリットはたくさんの被験者を集められることと、病院に来てもらわなくてもスマホでデータを取得できることや、病院に毎回来るという地理的制限がないので全国の被験者からデータを得られるメリットがあります。同時に、続けてアプリを楽しんでもらえるようなインセンティブも必要だと考えています。

猪俣さんは「将来的には収集したデータの解析をもとに、個別の花粉症予測に使えるようアプリケーションをアップデートしたい」と語りました、また現在はiOSのみの対応なので、Android用のリリースに向けて現在研究資金を集めているそうです。これからの花粉症の季節、ぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
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