米軍池子逗子市域の新施設 19、20年度に設計へ

 米軍池子住宅地区(横浜市金沢区、逗子市)の逗子市域に建て替え、新設される5棟について、防衛省が2019、20年度に設計を進めることが27日、同省への取材で分かった。21年度以降に着工するとみられる。

 同省南関東防衛局は25日、▽生活支援施設▽作業所2棟▽運動施設▽消防署-を建て替え、新設すること、緑地を改変する計画ではないことを逗子市に伝えた。

 同省は19年度に予定していた設計のための調査を18年度に前倒しし、19年度当初予算案に5棟の設計費として5300万円を計上した。

 設計内容について、同省は「米側と協議する」と説明。着工時期については「未定だが、可能な限り早く進める」とし、21年度より早まる可能性もあるという。「着工前に逗子市に説明する」とした。

 一方、同市基地対策課は「現時点で説明を受けていない。整備計画の詳細の説明を引き続き求めていく」としている。

 新施設の整備は昨年11月の日米合同委員会で合意。同市域の既存施設が狭く不便であることから、生活環境向上のために整備する方針が示された。

米軍池子住宅地区

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