通称「赤パンツ」塗装【私鉄に乗ろう80】島原鉄道 その2

ホーム終点側から諫早方面を観ます。旧上りホームは駅名標も外されています。雨よけのホーム上屋の前に衝立?

10時くらいだったかな、車両が到着しました。※トップ画像参照

島原鉄道キハ2500形気動車2505、1994年(平成6年)に製造された車両です。2013年(平成25年)に機械的な改造が行われ車両番号が2505Aになっています。

2018年度中の引退が予定されていて「引退の花道に」という島原鉄道社員の要望で1986年(昭和61年)から2008年(平成20年)まで同社のキハ20などに採用されていた島鉄標準色、通称「赤パンツ」塗装が施されています。

こちらは2016年7月に島原外港駅まで乗って来た2500形、車両番号は分かりません。

※2016年撮影

発車待ちの間に前面展望を撮りたいことを伝えて前面ガラスの内側を持参の眼鏡クリーナーで拭いていたら、何と超親切な運転士さんが外側を拭いてくれました。ありがとうございます。お礼に鉄道チャンネルの缶バッジを差し上げたら「鉄道チャンネル知ってるよ!」と、すごく喜んでくれました。2008年に廃止された区間の話を色々聞いていたのですが、話の途中で出発の時間になってしまいました。残念。

島原外港から10:20頃、走り出しました。80分かけて終点の諫早まで行きます。速度照査30kmの標識があります。地盤の問題でしょうか。

車両が駐まっています。車両基地があります。逆光のノイズがはいってますねぇ。

0.9kmで南島原駅です。右に懐かしい車掌車と「救援車」と大書された有蓋車。

単式ホームと島式ホームがあります。単式ホーム側に駅舎があります。100年以上使われてきた古い木造駅舎がありましたが2015年(平成27年)老朽化などにより新しい駅舎に建て替えられました。

駅名標。1913年(大正2年)湊新地駅として開業。島原湊駅への改称を経て1960年(昭和35年)南島原駅になっています。

【私鉄に乗ろう80】島原鉄道 その3 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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