青天の霹靂「特A」、まっしぐら「A’」/食味ランキング

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 日本穀物検定協会(本部・東京)が27日発表した2018年産米の食味ランキングで、青森県産米「青天の霹靂(へきれき)」は参考品種だった14年も含めて5年連続で最高評価の「特A」を獲得した。夏場の天候不順に見舞われたものの、生産者の適切な栽培管理が奏功した。一方、「まっしぐら」は17年産の「A」から評価を落とし、4年ぶりの「A’(Aダッシュ)」。「つがるロマン」(津軽地区)は15年連続でAだった。

 食味試験では全国154銘柄(前年産比3銘柄増)のうち、55銘柄(12増)が特Aを取得。Aは67銘柄(9減)、A’は32銘柄(増減なし)となった。

 青天の霹靂が特Aを維持したことを受け、三村申吾知事は「何よりも生産者が頑張り抜いてくれた。これからも青森がコメの世界で日本をリードしていくという気持ちで生産に向かっていきたい」と力を込めた。

 同協会の伊藤健一理事長は取材に対し、「個人的に(低温や日照不足の影響を)心配していた。ランキングは客観的結果だが、産地の努力はすごいものがある。青森のコメのイメージアップにつながっている」と話した。

 18年産の青天の霹靂を巡っては、低温などの影響で収量が大幅に減少。これを受けて生産者が他品種へ切り替え、19年産の作付面積は需要を下回る1566ヘクタールが見込まれている。

 県は県産業技術センター(本部・黒石市)が現場の指導者向けに開発した、生産支援アプリ「青天ナビ」を新たに活用するなどし、収量の確保や出荷基準の達成につなげたい考えだ。

 岩手県では、「銀河のしずく」(県中地区)が本ランキングで初めて特Aになった。「ひとめぼれ」(県南地区)は2年ぶりの特A。「いわてっこ」(県北地区)はA’だった。

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青天の霹靂の5年連続「特A」を喜ぶ三村申吾知事(左)と高谷清孝農林水産部長=27日、青森県庁