道議選告示まで1カ月

室蘭、4年前の再戦濃厚

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(左から)滝口信喜氏、千葉英也氏、川畑悟氏

 道議選は3月29日の告示まで1カ月となった。室蘭市区(定数2)は、無所属前職の川畑悟氏(47)が正式に出馬を表明し、既に出馬表明している無所属現職の滝口信喜氏(71)、自民党現職の千葉英也氏(49)に挑む構図で、前回2015年(平成27年)と同じ顔触れでの選挙戦が濃厚になった。
(順不同)

 前回選挙は、現職の滝口氏が民主党の公認、連合室蘭の支援を受けて1万8500票余り、約4割の得票率で議席を守った。一方、自民党は自民会派を離脱した現職の川畑氏が無所属で出馬、新人で同党公認の千葉氏が挑む保守分裂の争いになった。最終盤まで激しいデッドヒートを繰り広げ、263票差で千葉氏が初当選した。

 滝口氏は9日に連合後援会の事務所開きを行った。毎週末に市内各所で道政報告会を展開。無所属での出馬は1999年(平成11年)以来だが、国民民主党北海道と立憲民主党道連9区総支部の推薦を得ており支援態勢は万全。それでも「選挙は水物」と気を引き締める。選挙戦に対し滝口氏は「想定していたこと。室蘭市のためにも大いに政策論争を展開したい」と語る。

 議席を守る千葉氏の陣営は「選挙は“ある”前提で準備してきた。厳しい戦いになることは想定している」と前回同様の接戦を見据える。4年前との違いは道議としての実績。後援会幹部は「この選挙が4年間の道政での活動に対する評価なのは道議本人がよく理解している。引き続き支持してもらえるよう丁寧に訴えていく」と強調する。27日に後援会事務所を開いた。

 無所属で立候補する前道議の川畑氏は、1月から小売店、飲食店などを回って支持を訴えている。噴火湾を経済振興の拠点とし、地域GDPの2倍化を目指す「環ふんか湾経済特区構想」を提唱。政策をまとめたレジュメ2千枚を配布する。3月上旬までに事務所開きし、草の根戦術を展開する。「前回道議選のスタッフを中心に若手も加え、支持を広げたい」と意気込む。

 このほか25日に行われた立候補予定者説明会に、契約社員の男性(48)が出席した。出馬は未定。
(統一地方選取材班)

登別と伊達無投票か

苫小牧は4人の争い

 道議選の登別市区(定数1)は、無所属現職の赤根広介氏(38)以外に出馬の動きはなく、無投票の公算が高い。

 伊達市区(定数1)も、無所属現職の中山智康氏(43)以外に出馬の動きはない。知事選からくら替えした新人が市議選へ再度転向し、無投票となる可能性が高まっている。中山氏は3月7日午前11時から伊達市内の後援会事務所で事務所開きをして準備を本格化させる。

 苫小牧市区(定数3)は自民党現職の遠藤連氏(65)、立憲民主党現職の沖田清志氏(55)、公明党現職の安藤邦夫氏(66)に共産党新人の松橋千春氏(36)が挑む前回と同じ顔触れによる選挙戦が確実な情勢だ。

 胆振地域選挙区(定数1)は、今のところ自民党現職の神戸典臣氏(79)以外に出馬の動きはない。陣営は「敵の顔が見えない状況」ながら「選挙あり」と捉えており、引き締めを強めている。24日に事務所開きを実施した。無投票になれば3回連続。
(統一地方選取材班)