平成29(2017)年の主な出来事

平成29(2017)年

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 佐世保市在住の佐藤正午さんの直木賞、長崎市生まれの英国人作家カズオ・イシグロさんのノーベル文学賞の両受賞、サッカーJ2、V・ファーレン長崎のJ1初昇格と本県関係の文化、スポーツ界の快挙が印象深い2017年。核兵器禁止条約の採択と、非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のノーベル平和賞受賞は被爆地に勇気と希望を広げた。長崎市では8年ぶりの平和首長会議総会も開かれた。一方、同条約に参加しない日本政府の姿勢や、北朝鮮の核実験強行に対しては非難が渦巻いた。

 長崎県の長年の諸懸案では、今年も節目や転機が相次いだ。県都長崎市では11月に出島表門橋が開通し、12月には新県庁舎が落成式を迎えた。九州新幹線長崎ルートは、導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車)の度重なる開発トラブルで迷走状態に。国営諫早湾干拓事業を巡っては4月、国が「非開門」方針を打ち出した。

 親和銀行を傘下に置くふくおかフィナンシャルグループと十八銀行は7月、経営統合の無期延期を発表。三菱重工業長崎造船所は5月、最後の建造となった大型客船を送り出した。