島根大、文書同意得ず検査登録

がん患者の個人情報伝達も

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島根大病院=28日午前、島根県出雲市

 島根大病院(島根県出雲市)が昨年11月、がん患者の遺伝子を調べて最適な治療法や薬を選ぶ「がんゲノム医療」で、患者からの文書による同意を得ずに、検査対象となる症例の登録手続きをしていたことが28日、同病院への取材で分かった。また、患者の個人情報を検査会社に伝えた不適切な取り扱いもしていた。

 島根大病院によると、担当医師が昨年11月1日未明、国内のがんゲノム医療を中心になって進めている国立がん研究センター中央病院(東京都)が管理するデータシステムにがんの進行度などの症例を登録。島根大病院は同日に登録が解禁されたばかりで、不審に思った担当者が確認した。