何匹釣ったら元が取れる?人気の釣りジャンル3種で調べてみた 「何匹釣ったら元が取れるんだろう」。買った方が安いとわかっていても、ついつい考えてしまいますよね。そこで、そんな疑問を解決すべくリサーチしてみましたよ!

何匹釣ったら黒字なのよ?

「何匹釣ったら元が取れるかな?」

釣りに出かける際、そんなことを考えたことはありませんか?

「買った方が安い」というのは“ごもっともな意見”ですが、人気の釣りジャンルで「何匹釣ったら黒字になるか」を調べてみました!

あくまでも目安程度に!

当然ですが、道具や釣行にかける費用、魚の単価によって原価は大きく異なります。

今回は、“エントリータックルを揃えて1時間ほどかけて釣り場に向かう(交通費3,000円)”という仮定のもとで検証しました。

なお、魚の単価は浜値ではなく、大手通販サイトの小売価格を基準にしています。

ショアジギング

ショアジギングの原価

エントリーモデルのタックルを揃えて初めてショアジギング釣行する場合、以下のようなコストがかかります。

・ロッド:10,000円
・リール:10,000円
・ライン:2,000円
・メタルジグ(5個):3,500円
・交通費:3,000円

合計:28,500円

青物の相場

ショアジギングで釣れることの多いハマチサイズ(イナダ)を基準としてみましょう。

脂が乗る冬期に相場が高くなり、3キロほどのハマチなら7,000円ほどで販売されているようです。

果たして……

なんと、ハマチを4匹釣れば元が取れるという結果に!

地域やポイントにもよりますが、回遊やナブラに当たると連発することも珍しくはないため、1回の釣行で元を取ることができてしまいそうです。

青物はポイント選びが全てといっても過言ではありません。よく釣果情報を確認して、交通費を最小限に抑えることが大切です。

エギング

エギングの原価

エントリーモデルのタックルを揃えて初めてエギング釣行する場合、以下のようなコストがかかります。

・ロッド:10,000円
・リール:10,000円
・ライン:2,000円
・エギ(5個):4,000円
・交通費:3,000円

合計:29,000円

アオリイカの相場

エギングのメインターゲットであるアオリイカを基準としてみましょう。

秋イカサイズの300~400グラムのアオリイカは、700~1,000円ほどで販売されているようです。

果たして……

秋イカを釣って元を取るためには、30杯ほど釣る必要があります。

うーん、1回の釣行で30杯はすこし厳しそうですね……。釣行回数が増えると交通費やエギのロストが増えるため、黒字転換するのは難しいかもしれません。

竿抜けしているポイントを如何に探すかが、カギを握るでしょう。

アジング

アジングの原価

エントリーモデルのタックルを揃えて初めてアジング釣行する場合、以下のようなコストがかかります。

・ロッド:10,000円
・リール:10,000円
・ライン:1,000円
・ジグヘッド/ワーム(2セット):2,000円
・交通費:3,000円

合計:26,000円

マアジの相場

アジングで釣れるアジは、大きく分けるとマアジとマルアジの2種類。マルアジはお手ごろ価格ですが、マアジは高値で取引されます。

マアジの中でも美味しいといわれる“黄アジ系のマアジ”は、25センチほどの個体が1尾900円程度で販売されているようです。

果たして……

マアジを釣って元を取るためには、30匹ほどの釣果が求められます。

30匹というと相当な数にも思えますが、シーズンや釣り場によっては達成可能でしょう。千葉県の外房や山口県の周防大島、愛媛県西部では黒字化できるかもしれません。

小アジは単価が下がってしまうので、元を取るなら良型が釣れるフィールドを選びましょう!

釣った魚はプライスレス。

調べていると「案外イケそうやん!」と思ったものの、新しいロッドやルアーが欲しくなって“赤字まっしぐら”になるのはみえみえ。

しかし、道具を買ったり仲間とワイワイするのを含めて釣りを楽しんでいるわけですから、釣った魚の価値はプライスレスですよね!

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