上白石萌音主演「アニ×パラ」第6弾は視覚障害者柔道!「はい上がる強さを追体験」

NHK BS1で3月3日放送の「アニ×パラ~あなたのヒーローは誰ですか~」(午後6:44)の試写会に上白石萌音、原作者の河合克敏氏が参加した。同作は世界に誇る日本のアニメでパラアスリートのオリジナルストーリーを描くシリーズの第6弾で、今回は視覚障害者柔道を取り上げ、上白石が主人公を演じる。

番組は放送時間5分と短いが、著名な漫画家とアニメ監督のコラボレーションが見どころとなっており、視覚障害者柔道をテーマに漫画「帯をギュッとね!」「とめはねっ! 鈴里高校書道部」の河合氏が原作を担当、上白石が柔道を愛する弱視の少女・光の声を務める。

上白石は「夢を諦めてしまった人にも、いろいろな形で別の道があるんだということを『アニ×パラ』を通して、いろいろな方に希望を届けていきたい。東京オリンピック・パラリンピックも近づいてくるが、この作品を通して関心が高まっていけばうれしい」とアピール。光を演じて「1人の少女の挫折と、そこから這い上がっていく強さを追体験させていただき、私も背中を押していただいたような気がする。たくさんの方にこの作品と、視覚障害者柔道という競技の魅力が伝われば」と手応えを感じている。

河合氏は「オファーをもらえて本当に光栄。柔道漫画を書いていたのは20年以上前の話なので、自分の作品の『帯をギュッとね!』を覚えている人がたくさんいると言われ、それは光栄ですから、ぜひやらせてくださいと」とオファーの経緯を明かし、「大勢の方に見てもらい、東京パラリンピックで視覚障害者柔道を皆さんに応援してもらえるような手助けになれば」と期待している。

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