18年の外国人宿泊者数、青森は伸び率全国1位

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 2018年の青森県の外国人延べ宿泊者数(従業員10人以上の施設対象)が28万9750人となり、過去最多を記録した。28日、観光庁が発表した統計で明らかになった。従業員10人未満の施設を含むと37万9280人、前年比45.7%増となり、伸び率は全国トップだった。県によると、青森空港の国際線拡充のほか、東北や北海道と連携した誘客が功を奏したという。

 従業員10人以上の施設で調査した国・地域別の宿泊者は、台湾が最多の9万2540人(前年比14.4%増)、次いで中国が7万1530人(同11.0%増)、韓国が3万7300人(同22.3%増)、香港が2万3770人(同42.6%)などとなった。

 県によると、1~3月に定期便の韓国・ソウル線が増便したほか、同時期の台湾からの定期チャーター便運航、12月の香港のプログラムチャーター便運航などが増加の要因。地震の影響でキャンセルが相次いだ北海道の観光を国がツアー料金の補助などで支援したことで、中国・天津線で来県した観光客は北海道での宿泊が増え、青森県での宿泊は減少した。一方、他県の空港から入国して青森県を周遊する中国人客が増加した。

 青森県の外国人延べ宿泊者数は、昨年1~10月でこれまで年間で最も多かった17年の24万2980人を上回り、18年は震災前の10年と比べ約5倍に増加した。

 今年7月には台湾からの国際定期便が就航する。青森空港は開業以来初めて国際定期便3路線が乗り入れることとなり、さらなる誘客が見込まれる。

 県誘客交流課の沖沢進課長は「台湾は最もリンゴの輸出が多い地域。食と連動したPRで観光の認知度を上げ、青森のブランド力を高めたい」と話した。