叡山電鉄700系を改良更新版、722号車が3/21から運行開始

叡山電鉄は、722号車のリニューアル版を3月21日から走らせる。

ボディは沿線の神社仏閣をイメージした「朱色」を採用。車体前面の鋼板を厚くし、台枠下部覆い(スカート)を新設。

座席はセミバケットシートとし、利用者一人ひとりの着席スペースを明確に。

窓ガラスは熱線吸収ガラスを採用し、冷房効果を高め、LED照明などで省エネルギー化。

車内スタンションポールを6か所に増設、ロングシート中央部にも追加。八瀬比叡山口駅側のドア付近に車いす・ベビーカースペースを設置した。

叡山電鉄700系は、叡山電車初の冷房装置を搭載し、ワンマン運転用として設計された車両。おもに1両編成で運行中。

細かな仕様の違いで、デオ710形(2両)、デオ720形(4両)、デオ730形(2両)の3種類ある。

運用開始当時は「クリームとマルーン」の塗装。2005年より順次デザインを変更し、「新緑をイメージした黄緑」「山をイメージした緑」「川をイメージした青」「紅葉をイメ
ージした赤」の4種類の帯色の車両がある。

デオ730形の731号車は2015年9月27日から叡山電車開業90周年を記念した「ノスタルジック731」として、732号車は2018年3月21日から観光列車「ひえい」として運行している。

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