悔し涙にもらい泣き、鉄道系老舗も大健闘! NEXCO東日本SA・PA新メニューコンテスト決勝大会_珠玉の逸品をハシゴするドライブ旅へ

「入社して1年めの子たちといっしょに、手を切りながらがんばってきた」

彼女はこのあと、優勝めざしていっしょに走ってきたシェフや支配人、スタッフ、仲間たちがステージ下で待っているのをみて、涙あふれて―――。

東日本・北海道の高速道路ネットワーク網をかかえるNEXCO東日本が、毎年ひらくサービスエリア(SA)パーキングエリア(PA)新メニューコンテスト。

<NEXCO東日本 新メニューコンテスト>
https://www.driveplaza.com/special/menu/

その決勝大会が東京都内で行われ、121メニューのエントリーのなかから予選を勝ち抜いた11メニューと、特別シード枠1メニューが、平成最後のグランプリの称号をかけてガチンコ勝負。

冒頭の彼女とは、決勝に挑んだ12店舗の代表者のなかで、唯一女性だった「あさやホテル」の女性シェフ。

東北自動車道 上河内SA(上り線)を運営する あさやホテル は、「美味しい栃木の花畑 福が咲くごちそうプレート」で決勝に挑んだ。

あさやホテルの彼女は、予選を勝ち抜いたときにも、「前年優勝の友部SAには負けない」とコメントしていた。そのようすは、前回のレポートで伝えていた。

<前回記事>
高速道路ごはん頂上決戦、栃木代表は東北道 上河内SA上り線! NEXCO東日本SA・PA新メニューコンテスト もえのあずきとガチ勝負挑む女性シェフ【動画】
https://tetsudo-ch.com/3371651.html

でも、惜しくも負けた。そして彼女たちの猛攻をはねのけて、見事、優勝したのは―――。

前年優勝の常磐自動車道 友部SA(上)東武食品サービスが連続優勝

優勝したのは、あの東武食品サービス(東武鉄道グループ)が運営する常磐自動車道 友部SA(上)のメニュー「茨城にメロメロ~素晴らしき茨城の“食”に愛を込めて~」。

前年優勝に引き続き、シードからの連続優勝だった。

予選からみてきて、メディアや関係者を圧倒させたのは、想像以上にガチだったってこと。みんな勝ちへむけてまっすぐに突っ走ってたってこと。

昨年クリスマス前に行った「NEXCO東日本 新メニューコンテスト 栃木ブロック大会」で、あさやホテルの彼女は、「友部には負けない」と言い切った。

メディアや関係者たちは、審査発表後、みんなこんな想いだった。

決勝で審査員特別賞を手にしたときの彼女のあの涙は、「悔し涙だったんだじゃないか」と―――。

NEXCO東日本 新メニューコンテスト トップ12メニューはこうだ!

上の動画をみればわかるように、東武食品サービスをはじめ、あの駅弁で知られる高崎弁当や荻野屋といった鉄道系の老舗も“高速道路めしトップ12”にランクインしてるところがおもしろい。

ではことしの NEXCO東日本 新メニューコンテスト の順位を、ここであらためて。

◆グランプリ 茨城にメロメロ~素晴らしき茨城の“食”に愛を込めて~ 1,200 円 常磐自動車道 友部SA(上り線)

◆準グランプリ タワー・オブ・マエサワ 1,200 円 東北自動車道 前沢SA(下り線)

◆準グランプリ 宮城の“杜”だくさんプレート 1,080 円 東北自動車道 長者原SA(上り線)

◆審査委員特別賞 美味しい栃木の花畑 福が咲くごちそうプレート 1,200 円 東北自動車道 上河内SA(上り線)

―――どのメニューも、各地のサービスエリア・パーキングエリアを運営する企業の渾身の力作ばかり。

そしてどれもがそのサービスエリア・パーキングエリアで新メニューとして提供中だから、東日本・北海道のドライブは、こうした珠玉の逸品を、ハシゴする旅を楽しんでみて。

<審査内容>

今回の新メニュー開発テーマは『ご当地「#フォトジェ肉(にっく)」』。

決勝審査は、四川飯店グループの代表である陳建一、NEXCO東日本SP・PAグルメアンバサダーもえのあずき、タレント 川瀬良子など6名の審査委員で構成。

各料理のテーマとの整合性・視覚・味の3項目で審査した。

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