31人出馬 少数激戦

苫小牧市議選・定数を3上回る、新人は7人

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 4月14日告示の苫小牧市議会議員選挙(定数28)は、4月21日の投開票まで2カ月を切った。現時点で出馬を表明しているのは現職24人、新人7人の合わせて31人。前回同様に少数激戦が予想される。各陣営は事務所開きを行い、選挙準備を加速させている。

 現職28人のうち、勇退するのは緑風の岩田典一氏(66)、民主クラブの西野茂樹氏(69)、公明党の林光仁氏(67)、共産党の渡辺満氏(65)の4人。残る24議員が出馬する。

 新人は、昨年7月の市議補欠選挙に立候補して落選した無所属で薬剤師の小野寿子氏(56)、自民党公認で会社役員の喜多新二氏(48)、NHKから国民を守る党公認で会社役員の触沢高秀氏(49)の3人が再チャレンジする。

 さらに、公明党公認で会社役員の大野正和氏(47)、立憲民主党推薦で前苫小牧消費者協会会長の橋本智子氏(61)、共産党公認で政党職員の森本健太氏(26)、無所属で塾講師の山谷芳則氏(36)が立候補を予定している。

 各陣営は後援会を立ち上げ、事務所開きや街頭演説を行い、政策を記したリーフレットを配るなどして知名度アップに全力を挙げている。選挙戦の争点としては、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致の是非や防災、子育て、人口減少への対応、地域経済の活性化など幅広い議論が展開されそうだ。

 投票率は2003年(平成15年)の選挙以降、低下傾向が続き、前回は過去最低の48・99%を記録。昨年7月の補欠選挙では、26・17%と3割を割り込んだ。投票率の1%ダウンで1400人(票)が棄権したことになるため、各陣営ともに投票率の低下を懸念している。

 現職市議は「地盤をしっかり固めるしかない」と引き締めに懸命。新人の1人は「地域や若者にアピールしていきたい」と初陣に挑む。いずれにしても投票率は各陣営の選挙戦略を大きく左右することになりそうで、2人が落選した前回選挙並みの激しい戦いが予想される。

 市議会の会派構成は、緑風、公明、共産、民主クラブがいずれも5人、改革フォーラム4人、会派市民と陽春がともに2人。 (佐藤重伸)