ハーパー争奪戦ついに決着! フィリーズと13年契約へ

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北米プロスポーツ史上最高額となる超大型契約が誕生した。日本時間3月1日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、フィリーズはブライス・ハーパーと13年3億3000万ドルの超大型契約を結ぶことで合意に至ったようだ。これは先日パドレスがマニー・マチャドと結んだ10年3億ドルのフリーエージェント史上最高額を上回るだけでなく、2014年にマーリンズがジャンカルロ・スタントン(現ヤンキース)と結んだ13年3億2500万ドルの北米プロスポーツ史上最高額をも上回る巨額の契約である。身体検査を経て、「フィリーズ・ハーパー」の誕生が正式に発表されることとなる。

今回の契約には当然のように全球団に対するトレード拒否条項が含まれているほか、ハーパーの希望に従ってオプトアウト(契約破棄)の条項は盛り込まれておらず、ハーパーが他球団へのトレードを受け入れない限り、2031年までフィリーズのユニフォームを着てプレイし続けることになる。ハーパー側は可能な限り長期の契約を求めていたと見られており、フィリーズは当初の10年契約から13年契約へオファーを拡張。その結果、年平均の年俸は低下したものの、ハーパーのハートを射止めることに成功した。

当初はハーパーよりもマチャドの獲得を優先すると見られていたフィリーズだったが、途中で方針を転換。ハーパー獲得を最優先事項として、ドジャースやジャイアンツとの争奪戦を繰り広げてきた。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ドジャースはハーパーとの短期契約を望んでおり、10年を超えるオファーは提示されなかったという。また、ジャイアンツの最終的なオファーは12年3億1000万ドルだったようだ。

ハーパーにはフィリーズを2011年以来のポストシーズン進出、そして2008年以来のワールドシリーズ制覇に導く活躍が求められる。アーロン・ノラというエースを擁し、ハーパーのほか、アンドリュー・マカッチェン、J.T.リアルミュートといったスター選手を打線に加えたフィリーズにとって、ポストシーズン進出は今季の「最低ノルマ」と言えるだろう。今オフの大型補強の「ラストピース」としてフィリーズに加わったハーパー。その活躍が楽しみだ。