ジュネーブショー2019で世界初公開
トヨタは、スイス・ジュネーブで2019年3月7日から開催される第89回ジュネーブ国際モーターショーにおいて「GR スープラ GT4 Concept」を世界初公開する。
GR スープラ GT4 Conceptは、TOYOTA GAZOO Racing初のグローバルモデル「新型スープラ」（GR スープラ）をベースとしたレーシングスタディモデルの一つとして製作された。
市販車からさらなる軽量化を図るとともに、ロールケージ、サスペンション、ブレーキ、リアウィングなどのレース専用部品を装着。かつて世界のモータースポーツシーンで活躍していたスープラの伝統を引き継ぐモデルにふさわしいものになっている。
開発は同社の欧州モータースポーツ活動の拠点であるトヨタモータースポーツ有限会社（Toyota Motorsport GmbH）が担当した。
なお、トヨタは新型スープラを用いた今年のモータースポーツ活動として、NASCARエクスフィニティ・シリーズに加え、ニュルブルクリンク24時間耐久レース（SP8Tクラスを予定）に参戦することを明言している。また、2020年にはSUPER GTのGT500クラスにも参戦する予定だ。
「GT4」とは
欧州や米国などで人気を博しているカスタマーモータースポーツカテゴリーの一つ。市販車に改造を加えたレース仕様車を購入することで、スーパー耐久シリーズやVLN（ニュルブルクリンク耐久シリーズ）など世界中のさまざまなレースに参戦することが可能となる。
GR スープラ GT4 Concept 主要諸元（トヨタ社内測定値）
■全長：4,460mm
■全幅：1,855mm
■全高：1,250mm
■エンジン：3リッター直列6気筒シングルターボ
