長崎県内高校で卒業式 公立、県立特支から巣立ち

 長崎県内ほとんどの公立高や特別支援学校高等部で1日、卒業式があり、生徒が思い出の詰まった学びやに別れを告げた。県教委などによると、本年度の県内公立高の卒業生は8733人(1月4日現在)、県立特別支援学校高等部は258人(同)。
 長崎市立山5丁目の県立長崎東高では、71回生268人が巣立った。野田定延校長が一人一人に卒業証書を手渡し、「それぞれの個性を磨き上げて、多様な人たちとともに社会を変革する気概を持ってほしい」とはなむけの言葉を贈った。
 卒業生を代表し、岩永楓さん(18)は「これからどんなに高く頑丈な壁とぶつかっても乗り越えていけるはず。輝かしい未来へまい進します」と力強く決意を述べた。最後に校歌を斉唱し、母校との別れを惜しんだ。

卒業証書を受け取る生徒=長崎東高

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