まさに灯台下暗し!魚はじつは足元に潜んでいるかも!? 広大に広がるフィールドをみると、ついつい「えぃっ!」と、遠投してしまいたくなるのが釣り人の性ですね?でも実は、魚はあなたの足元にいるかもしれません……。

遠投ばかりしていませんか?

みなさんは釣り場に足を運ぶと、ついつい遠投してしまっていませんか? 遠くへ投げれば投げるほど釣れる気もしますが、実は足元こそ釣りやすいスポット。

今まで足元を狙ったことがない方は、ちょっと視点を変えるだけで釣果アップが図れるかもしれません。

魚が足元を好む理由

魚が足元を好む理由は様々。これらの理由を知っておくことで、どんな釣り方をしていけばよいか、またどんなルアーを使っていけばよいかなど考えることが出来ます。

足場が自体が“縦のストラクチャー”となる

護岸は大きなハードストラクチャー(根)と見ることができます。多くの魚は硬い場所を好む傾向にあるので、魚を寄せ付けやすいのです。

縦方向のストラクチャーは流れのヨレを発生させたりと、何もない場所に変化を生んでくれる要素。他の場所と比べて、護岸のカーブなどに変化がないかチェックしてみましょう。

沈みものが豊富

護岸は人工物であるがゆえに、工事を行った残骸などが沈んでいることがあります。

また打ち寄せられた木が沈んでいたり、護岸の下にエグレが出来ていたりすると、フィッシュイーターのエサとなる生物も好んで集まってきます。

どこにあるかは目視しにくいので、根掛かりしにくいルアーを使いながら探してみましょう。探し当てた沈みものは、他の釣り人があまり知らない自分だけのポイントかもしれません。

シェードを成形する

足元の護岸は縦のストラクチャーなので、日の当たり方によっては影が出来ます。魚にとって「影」は姿を隠せる存在。絶えず魚を寄せる要素です。

護岸に出来る影は基本的に範囲が狭いため狙いが絞りやすく、陸っぱりでは特にチェックしておきたいポイントでしょう。

エサが豊富

護岸には魚がエサにしている生物が多数生息しています。フィールドにより、カニやエビなどの甲殻類、ハゼなどの小魚、さらにゴカイなど生物も様々です。

張り付いているエサは、ときに護岸から落ちることもあり、それが魚たちにとてって恰好のターゲットとなるのです。

また、垂直の護岸や堤防は、魚がエサを追い詰めやすいため好んで居ついているという見方もできます。

足元に爆釣の可能性も!?

意外と見逃しがちな「足元」というストラクチャー。

ついついフィールドにつくと、遠投したくなってしまうのが釣り人の性ですね。でも、まずはその気持ちをグッとおさえ、足元からチェックしてみるといいでしょう。

思わぬ釣果に恵まれる可能性も秘めていますよ!

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