ロアッソユニホーム、くまモンイラスト使えんもん

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ロアッソ熊本の昨季(左)と今季のユニホーム。昨季は背中にくまモン、右袖に熊本城のイラストが入っていた=熊本市のロアッソ熊本オフィシャルショップ

 サッカーJ3ロアッソ熊本は、今季の公式戦ユニホームから熊本県のPRキャラクター「くまモン」を外した。競技規則を制定する国際サッカー評議会(IFAB)のルール改正に伴い、用具にはチームの紋章やロゴなど限られたものしか使えなくなったためだ。

 IFAB規則はJリーグなど国際サッカー連盟(FIFA)加盟の各国リーグに適用される。これまでも政治的、宗教的なスローガンやイラストを使用できないとしていた。

 最新の2018~19年版規則は使用可能なものを明確化した。選手の番号と氏名、チームの紋章やロゴのほか、「各国サッカー協会、大陸連盟またはFIFAの規定により認められる商業的広告」などと規定。ホームタウンの自治体のマークなども除外した。

 このため、ロアッソの運営会社のアスリートクラブ熊本は、14年以降5季連続でユニホームの背中にプリントした、くまモンのイラストを削除。17年から右袖につけていた熊本城のイラストも外した。

 同社マーケティング部の古賀亮部長は「くまモンは熊本の象徴として、熊本城も熊本地震からの復興の思いを込めて使ってきた。サポーターに親しまれていただけに残念だが、ルールなので仕方ない」としている。

 Jリーグは「くまモンがユニホームの広告の枠内で使われたり、イベントでピッチに登場したりするのは問題ない」と説明。くまモンが「政治的」との理由で使用できなくなったとする一部報道に対しては、「くまモンが政治的な意味合いを持つならば、従来もユニホームなどに使えなかった。事実誤認」としている。(後藤幸樹)

(2019年3月2日付 熊本日日新聞朝刊掲載)