本日行われるJ1の第2節でヴィッセル神戸はサガン鳥栖をホームに迎え、「VIP」とトーレスの対決が実現する。
イニエスタ、ビジャ、トーレスの三人はいずれも2010年ワールドカップ・南アフリカ大会のスペイン代表であり、優勝に輝いたメンバーだ。
そこで今回は、イニエスタ、ビジャ、トーレスと同じくベテランの域に入り、キャリアの終わり方を考えているであろう“英雄”たちのなかで特にJリーグで見たい選手を紹介しよう。
ペドロ(チェルシー)
イグアインがチェルシーに加入し、アザールが本職のサイドに戻ったことでやや立場が微妙になったペドロ。
彼はバルセロナのカンテラ出身で複数のポジションを器用にこなせる高いサッカーIQを持っており、Jリーグに来た日には日本の選手たちに与える影響は計り知れないだろう。
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チェルシーはベテラン選手に関して単年契約と決まっており、フリーで獲得できる可能性が高いのも魅力的だ。
ペペ・レイナ(ミラン)
リヴァプールでの活躍が印象的なレイナもカシージャスのバックアップとしてワールドカップの優勝を経験したメンバーの一人だ。
バルセロナ出身でトップチームでは活躍できなかったものの、その後はさまざまな国のリーグでプレーしており、国際経験豊かな36歳である。
現在はミランでドンナルンマの控えだが、Jリーグならもっとプレーできるかもしれない。JリーグにワールドクラスのGKが来るというのも面白いのではないだろうか。
ヘスス・ナバス(セビージャ)
2010年当時、実力は本物だったが、ケガや精神面での不安などでブレイクしきれていなかったナバス。
それでもワールドカップメンバーに選ばれたのはやはりその才能が高く評価されていたからだろう。現在すでに34歳だが、サイドで攻守問わずいぶし銀の活躍を見せており、セビージャを引っ張っている。
そろそろ去就が気になる年齢ではあるので日本挑戦はどうだろうか。その華麗なテクニックはJリーグを盛り上げること間違いなしだ。
フアン・マタ(マンチェスター・ユナイテッド)
現在まだ30歳のマタが南アW杯メンバーに選ばれた当時は、鋭いサイドアタッカーとしてバレンシアで頭角を表し始めた頃であった。
最近はより中央下がり目にポジションを取ることも多くなっており、ぜひともJリーグのチームで神戸のイニエスタのように司令塔として活躍してほしいところだ。
元チームメイトの香川真司と仲が良く、村上春樹氏の著書を愛読するなど“親日”としても知られているため、ありえない話ではないはずだ。
ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)
ユーロでは「クアトロフゴーネス」の一員として注目を浴びたシルバだが、シャビやイニエスタらバルサ勢には及ばず、ワールドカップでは絶対的存在とは言えなかった。
とはいえ急成長中だったマンチェスター・シティに移籍してからの活躍は見ての通り。今季は33歳になったが、ペップの戦術の核となる選手であることに変わりはない。
真偽のほどは定かではないが「日本人のクォーター説」もあった彼を、日本に呼ぶことはできないだろうか。