【僕キミ連載企画 最終回】野村周平の意外な初恋の思い出とは!?「甘酸っぱいとかあります?(笑)」

【僕キミ連載企画 最終回】野村周平の意外な初恋の思い出とは!?「甘酸っぱいとかあります?(笑)」

2009年には映画化も果たした、青木琴美さんの大人気漫画が原作の連続ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」(テレビ朝日系)が、3月2日にいよいよ最終回を迎えます。連載企画最終回では皆さまお待ちかね、主人公・垣野内逞を演じる野村周平さんにお話をお伺いいたしました! 役作りで苦労したことや、野村さんの初恋、また高校時代のお話など、盛りだくさんでお届けいたします!!

──今回のドラマのお話を受けた際の心境をお聞かせください。

「『最初はキャスティングミスじゃないですか?』って(笑)。『これ吉沢亮じゃなくて野村ですか? 神木(隆之介)とかでもなくて野村ですか?』という感じでした(笑)」

──そんな中ここまで垣野内逞を演じてきて、いかがでしょう?

「手応えはあります。本当に太っているのもダメだなと思って役作りで(体を)絞ったりもしました。もう25歳。高校生役やるのも最後かなと思いましたし、こういう役もあまりやってこなかったので、『最後の思い出』みたいな感じで挑みましたね」

──野村さんと逞って似ていらっしゃいますか?

「似てますよ。俺は運動できるしやってるけど、逞も本当はできるし。そういうところとかは似てるんじゃないかな」

──役作りで絞ったとのことですが、苦労したことはありましたか?

「体形維持ですかね。体重を落とすのは簡単なんですけど、やっぱり維持がしんどくて。差し入れとかでもおいしそうなものがくるとつらいんですよ(笑)。炭水化物を抜いたり、本当に何も食べないようにもしたりして」

──では、クランクアップして過酷な役作りから解き放たれたら、まず最初に食べたいものはなんですか?(笑)。

「えー、ラーメンかな、二郎系の。あとお米(笑)。たまには食べてるんですけどね、完全に抜くと元気が出なくなっちゃうので(笑)」

──現場の雰囲気はいかがでしたか?

「ほとんど学校での撮影が多いんですけど、和気あいあいとやってましたよ。やっぱみんなが若いので。とても明るい現場になっていましたね」

──今回共演された皆さんについてお聞かせください。まずは種田繭役の桜井日奈子さんについてお願いいたします。

「本当に良い子ですね。気取ってもないし、“女優女優”しているわけでもなくて」

──親友の鈴谷律役・佐藤寛太さんはいかがでしょう?

「かわいいですよ、寛太は。僕を慕ってくれていて。僕は普段別の現場ではまだまだ後輩の方なので、こうやって後輩キャラがいるとかわいいなって思いますね」

──「僕キミ」を通じて特に仲良くなった方はいらっしゃいますか?

「(鈴谷)昂サマ役の宮沢氷魚くんとかは年が一番近いので仲良くなりましたね。あと生田成美役の富田(健太郎)とは3人でよく撮影の合間にも飲みに行っていました」

──それでは、野村さんの高校時代についてもお聞かせください。

「聞いても何の意味もないですよ(笑)。高校1年生の時は地元の学校に通っていて、高校2年生の時に転校しました。BMXとかやってたんで、放課後はそういう友達と遊びに行くことが多かったです」

──野村さんの初恋はいつ頃でしたか?

「初恋か~(笑)。中3とかかな~」

──どんな方でしたか?

「年下でした。一つ下の。でも最終的にその子、僕の親友とも付き合って(笑)。だから初恋に対してあんまりいい思い出がないですね」

──なんか違う意味で切ないですね…。

「甘酸っぱい経験とかあります?(笑)。僕そういうの一切ないんですよ、悲しいです」

──以前に取材会で、「『僕キミ』キャラで恋人にするなら?」という質問があったと思うのですが、その際には正式な回答がなかったかと思います。あらためて伺ってもよろしいですか?

「キャラクターで?(笑)。難しいですよね…」

──あまりときめかないですか?

「そんなことはないですよ。誰だろうな。もう撮影も1カ月半経ってるし、それぞれを演じる役者さんをプライベートでも見てるから選びづらいんですよね。でも(上原)照ちゃんとかかな」

──なるほど! 本編では結ばれませんでしたがどういったところにひかれますか?

「馬場(ふみか)ちゃんが演じているからです(笑)」

──野村さんがこれまでに捧げてきたものを教えてください。

「いっぱいありますよ。スノボー、スケボー、BMX。あとは、車やバイクには人生懸けてますね」

──ではこれからを捧げていきたいものは?

「新しい車を買ったので、それにこれからの人生を捧げていきたいですね」

──スポーツカーやオフロードなどありますが?

「ありますよ。今はちょっと古めの車に興味が出てきました。基本、アメリカの車が好きですね」

──以前に新しい年号は「野村」と力強くおっしゃっていました。“野村元年”どんな年にしていきたいですか?

「計画してることはありますが、言わないって決めているんです。あんまりベラベラしゃべりたくないので」

──ジンクスですかね。

「僕の行動を見ていてくださいという感じです(笑)」

──今回主演を演じた野村さんだからこそ感じた「僕キミ」が伝えたいメッセージは何だと思いますか?

「人とのつながりだったりだとか、大切な人と一緒に居られる時間は永遠じゃないんだというところを理解してもらって、皆さんそれぞれ人生を謳歌(おうか)してもらいたいです」

──逞役を演じたことであらためて感じられたことは?

「『イケメン役まだいけるな』と思いました(笑)」

──では、最後にファンの皆さんへ一言お願いいたします!

「いろんなことが世の中にはありますけど、しっかりと僕のドラマを見ていただいて本当にありがとうございます!(笑)」

──野村さん、ありがとうございました!

【プロフィール】


野村周平(のむら しゅうへい)
1993年11月14日生まれ。兵庫県出身。2010年「新撰組 PEACE MAKER」(MBS/TBS系)でドラマデビュー。NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12年)や、「恋仲」(フジテレビ系/15年)、「好きな人がいること」(フジテレビ系/16年)などさまざな話題作に出演。「ちはやふる」(16・18年)や、「ミュージアム」(16年)などの映画にも出演し、「ビブリア古書堂の事件手帖」(18年)では黒木華とダブル主演を務めた。

【番組情報】


「僕の初恋をキミに捧ぐ」(最終回)
テレビ朝日系
土曜 午後11:15~深夜0:05

突然、心臓移植が受けられることになった逞。繭は安堵と喜びを覚えるが、心臓の提供者は脳死状態に陥った昴だった。逞の病気をよく分かっていた昴は、自分に万一のことが起きた場合に備え、ドナーカードを書いていたのだ。それを知ってしまい、複雑な思いにかられる逞。移植手術を拒否すると書いた手紙を残し、病院から姿を消してしまう。さらに昴の母親も、臓器提供を取りやめると言い出す。

絶望する逞の母・えみ(石田ひかり)に、繭は「逞の居場所が分かるのは私だけです」と夜の街へ1人で飛び出し、逞の姿を捜す。逞は、幼い頃2人で一緒に流れ星を見た公園にいた。その思い出の場所で、心からの幸せを感じる逞と繭。2人は一夜を共に過ごし、真剣に自分たちのこれからについて語り合う。

翌朝、病院に戻った2人は、移植手術ではなく、前例が数件しかない新しい治療法に挑戦したいと両親を前に話す。そして、父・寛貴(児島一哉)と母・えみ、そして主治医で繭の父・穣(生瀬勝久)、母・陵子(真飛聖)はそれぞれの考えをぶつけ合う。逞と繭、家族は未来を信じて決断を下すが…。

テレビ朝日担当 I・S

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