千代勝正がピットレポーターに就任。BSフジのスーパーフォーミュラは時間帯移行で視聴しやすい放送に

 全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は3月2日、2019年の開催概要を発表し、このなかでTV放送をはじめとするプロモーション施策について言及した。

 新型シャシーSF19の導入や、ハリソン・ニューウェイ、ルーカス・アウアーといった外国人ドライバーの参戦など、今年も話題が多いスーパーフォーミュラ。2日に発表された開催概要のなかで、TV放送やインターネット/SNSを活用した施策についてアナウンスされた。

 まずTV放送については、今年もスポーツ専門テレビ局『J SPORTS』でシリーズ全7戦の予選・決勝を完全生中継。再放送やダイジェスト番組なども放送される。

 また2017年からスタートしたBSフジでの決勝レース生中継は、より視聴しやすい時間帯へ放送時間が変更され、録画放送として決勝日の17時〜18時55分に放送される。番組は決勝レースはもちろん、レースのポイントやルール解説なども交えて、スーパーフォーミュラ初心者でもわかりやすい内容になるとのこと。

 なお最終戦となる第7戦鈴鹿については、14時から15時55分までの生放送となる予定で、チャンピオン決定の瞬間はリアルタイムにチェックできそうだ。

 BSフジの放送については、F1中継でもおなじみの塩原恒夫アナウンサーと、元フジテレビアナウンサーの野崎昌一アナウンサーが実況を担当する。解説は鈴木亜久里と土屋武士、モータースポーツジャーナリストの古賀敬介氏が務める。

 昨年は松田次生が務めたピットレポーターには、これがレポーター初担当となる千代勝正が就任。昨年はシリーズ全戦を戦い、今年はインターコンチネンタルGTチャレンジを主戦場とする現役ドライバーならではの視線でレポートする。

 同じくBSフジで放送されている情報番組『スーパーフォーミュラGO ON!』は若手ルーキードライバーなど注目選手にフォーカスする内容に刷新。ゆかりある選手や監督をゲストに迎え、若手ドライバーに迫る。進行は元フジテレビアナウンサーの本田朋子さん、ナレーターはアイドルグループ乃木坂46の樋口日奈さんが続投する。

 新生スーパーフォーミュラ GO ON!は全7回を放送予定。初回は4月12日(金)、23時〜23時55分の予定だ。

 インターネット/SNSについては、公式YouTubeチャンネルで予選、決勝のダイジェストを当日に公開するほか、大会終了から10日後にはYahoo! GYAO! で決勝レースを無料オンデマンド配信。またTwitterFacebookInstagramなどではドライバーインタビュー動画なども展開するとのこと。

 またiOSAndroid向けの無料ライブタイミングアプリでは、引き続きセッションをリアルタイムにフォローできる。

 BSフジでの放送は最終戦を除き生中継ではなくなってしまうものの、日曜日はレジャーや買い物などを満喫してからでも、レースをチェックできるのはうれしいところ。夕方17時からの放送ということもあり、新たなファン層開拓にもつながりそうだ。

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