オムロープ・ヘットニュースブラッドで元シクロクロス世界チャンピオンのシュティバルが初優勝!

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(photo : © Tim De Waele / Getty Images / Deceuninck - Quick-Step Cycling Team)

先週末にシクロクロスシーズンが終了したベルギーで、いよいよロードシーズンが開幕した。3月2日にはシーズン開幕戦であり、フランダース・クラシックス2019初戦となる第74回オムロープ・ヘットニュースブラッド(UCIワールドツアー)が、ベルギー北部の東フランダース州で開催され、元シクロクロス世界チャンピオンのズデネク・シュティバル(ドゥクーニンク・クイックステップ)が、残り2.6kmからの単独アタックを決めて初優勝を果たした。今大会でチェコ出身の選手が優勝したのはもちろん初めてだった。

2位はベルギーのグレッグ・バンアーベルマート(CCCチーム)、3位はベルギーのティム・ワロンス(ロット・スーダル)だった。

シュティバルはゴールまで残り50kmを切ったモーレンベルフの石畳の坂で形成された逃げグループに加わっていた。そこにはティーシュ・ブノート(ロット・スーダル)、ウォウト・バナールト(チームユンボ・ビスマ)、アレクセイ・ルツェンコ(アスタナプロチーム)、ディラン・トゥンス(バーレーン・メリダ)、ダニエル・オス(ボーラ・ハンスグローエ)、マッテーオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット)も入っていた。

残り30kmのコーナーで逃げグループの中盤を走っていたブノートが転倒。彼は左膝を切る怪我を負い、レースを棄権した。この落車で逃げは分断し、先頭はバンアーベルマート、シュティバル、オス、ルツェンコ、トゥンス、ワロンスになった。6人は最後から2つ目の石畳の坂だったヒーラールスベルヘンのミュールを上り始めた時、後続に20秒差を付けていた。ここでシュティバルとバンアーベルマートが加速し、オスが遅れて先頭は5人になった。

最後のボスベルフの石畳の坂でもバンアーベルマートが仕掛けたが、逃げ出すことはできず、5人でニノーブのゴールを目指した。最後は残り3kmでアタックしたワロンスを、バンアーベルマートが捕まえた直後にカウンターで仕掛けたシュティバルが先頭グループから抜け出すことに成功し、そのまま独走でゴールに飛び込んだ。

シクロクロスで3回世界タイトルを獲得しているシュティバルは、2011年にベルギーのクイックステップに移籍し、本格的にロードーレースを走るようになった。彼は2015年にストラーデ・ビアンケで優勝し、ツール・ド・フランスでも区間優勝したが、北のクラシックではなかなか勝ち星を上げられずに、昨年33歳になっていた。

■ベルギーのクラシックレースで遂に優勝したシュティバルのコメント
「遂にそれが起こった。ボクは石畳のクラシックを仕留めることができたんだ。本当に素晴らしい気分だ。調子は良く、チームも僕を信じてくれた。それはとても重要だった。今日はすべてが上手く行き、自分が成し遂げた事にとても満足しているから、言葉では言い表せられない」

(©Bettiniphoto)

■第74回オムロープ・ヘットニュースブラッド結果
[3月2日/UCIワールドツアー/ベルギー/200km]
1. ŠTYBAR Zdeněk (DECEUNINCK - QUICK - STEP / CZE) 04:53:17
2. VAN AVERMAET Greg (CCC Team / BEL) +9
3. WELLENS Tim (LOTTO SOUDAL / BEL) +9
4. LUTSENKO Alexey (ASTANA PRO TEAM / KAZ) +9
5. TEUNS Dylan (BAHRAIN - MERIDA / BEL) +9
6. DRUCKER Jean-Pierre (BORA - HANSGROHE / LUX) +9
7. LAMPAERT Yves (DECEUNINCK - QUICK - STEP / BEL) +9
8. GILBERT Philippe (DECEUNINCK - QUICK - STEP / BEL) +9
9. TRENTIN Matteo (MITCHELTON - SCOTT / ITA) +9
10. NAESEN Oliver (AG2R LA MONDIALE / BEL) +9
13. VAN AERT Wout (Team Jumbo - Visma / BEL) +9
DNF BEPPU Fumiyuki (TREK - SEGAFREDO / JPN)

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(photo : © Tim De Waele / Getty Images / Deceuninck - Quick-Step Cycling Team)