【MLB】菊池雄星、OP戦2度目先発で3回2失点 イチローと“初共演”に「嬉しくなりました」

マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

3回39球を投げてストライク32球、2安打3Kの内容に「いい登板になった」

 マリナーズの菊池雄星投手が2日(日本時間3日)、ロイヤルズ戦でオープン戦の2度目のマウンドに上がり、3回39球を投げて2安打2失点3奪三振無四球1死球だった。「7番・右翼」で先発出場したイチロー外野手と“初共演”。登板後には「嬉しくなりました」と笑みを浮かべた。

 オープン戦初登板となった25日(日本時間26日)のレッズ戦では2回1安打2失点(自責0)という内容だった菊池。日本ではない中4日のマウンドとなったが、「普段どおりというか、前回も2イニングでしたし、そこまで今は疲労は感じてない」と体の状態は上々。39球のうち32球がストライクという安定した内容だった。

 3回にハミルトンに適時二塁打を浴びると、メリフィールドの三ゴロの間にさらに1失点。それでも、「すごくまた収穫と反省が見つかっていい登板になったと思います」と振り返り、「前回なかなかカウントが取れなかったスライダーが、膝元にいいボールいきましたんで、カウント球にも使えていたかなと。まだまだ2ストライクに追い込んでワンバウンドさせたいところを膨らんでしまって結果オーライというか、そういうボールも多かったんですけど、カウントが取れたことに関しては前回よりも良かったかなと」と手応えを示した。

 ライトには、憧れのイチローが守っていた。菊池は「カバーリングに行きながら嬉しくなりましたけど」と笑った。3回には背番号51が右飛を処理する場面も。アイコンタクトを取ったように見えたが、「どうでしょうね。僕はわからないけど。したつもりですけど」と再び笑みを浮かべた菊池。追いかけ続けた“メジャー”のマウンドで、デビューへ向けて確実に前に進んでいる。(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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