レゲセが2時間4分48秒で圧勝!日本国内歴代2位の好タイム!【東京マラソン2019】

陸上 試合サマリー

東京マラソンが3月3日に行われた。B・レゲセで2時間4分48秒の好タイムで圧勝した。前半からハイペースが続く中で、30kmをすぎたところで勝負を仕掛け、カロキとの一騎打ちを制し素晴らしいタイムで優勝を果たした。24歳で伸び盛りの選手、これからの記録更新に期待したい。

日本人トップ争いは、中央大学の堀尾謙介。序盤は大迫傑、佐藤悠基、中村匠吾の3人を中心に展開されたが、ハイペースがたたり大迫はリタイヤ、2人もペースを落としてしまう。その中で後半すばらしい粘りを見せた堀尾が、前を行く選手を次々と抜き去り初マラソンにして日本人トップに輝いた。

1 B・レゲセ 2:04:48

2 B・カロキ 2:06:48

3 D・チュンバ 2:08:44

4 S・カリウキ 2:09:41

5 堀尾謙介 2:10:21

6 今井正人 2:10:30

7 藤川拓也 2:10:35

8 神野大地 2:11:05

9 髙久龍 2:11:49

10 一色恭志 2:12:21

大迫傑 リタイヤ

(10位以降は詳細をご覧ください)

レース展開

5km

スタート直後からハイペースでレースが進む。最初の1kmが2分48秒と、設定ペースより10秒近く早いラップタイム。ペースメーカーに外国人選手がつく中、日本人選手は大迫傑、佐藤悠基、中村匠吾ら数人が先頭集団でレースを進める。下り坂もあり、日本新記録を上回るラップタイムを刻んでいく。

10km

先頭集団は10名ほどに絞られている。以前日本新記録ペースでレースが進む中で、日本人選手は大迫傑、佐藤悠基、中村匠吾の3人に絞られる。先頭集団はこのままいけば2時間3分台も狙える好ペースの中、アジア記録保持者のエルハサン・エルアバシが脱落するなどサバイバルレースの様相を呈している。

15km

依然日本記録を更新するハイペースでレースが進む。1分以上上回っている。中村、大迫、佐藤の3人はしっかりと先頭についている。給水所では佐藤悠基が給水をとりそこねるものの、佐久長聖の後輩でもある大迫傑が自身のボトルを手渡すシーンも見られた。

20km

レースが動き始める。18kmをすぎたところで急激にペースアップ。先頭集団が2つに分かれる。佐藤、大迫、中村の3人は後ろのグループに入っている。20kmの通過は58:45で2時間4分を切るペース。日本人3人も1秒差でしっかりと着いている。ハイペースにも見えるが、このあとの展開はどうなるか。

25km

20kmをすぎたところで更にレースが動き始める。レゲセやトゥラら海外選手がハイペースで突っ込む中、大迫と中村が先頭から徐々に遅れ始める。2時間4分台のペースということもあり、自分のペースを大切にしているようにも見える。大迫はシカゴマラソンで後半ペースアップした実績を持ち、東京マラソンでも同様の展開をにらんでいるか。スタート直後から先頭集団に食らいついていた佐藤も22kmをすぎたところで遅れ始める。第二集団では、日本歴代2位の記録を持つ設楽悠太の兄、設楽啓太が引っ張っている。

30km

日本記録保持者の大迫が徐々に遅れ始める。まったくペースが上がらず、27kmあたりでエルアバシに抜かれる。さらにその後28kmあたりで、1km3分台で走る第二集団にも抜かれてしまう。そして29kmで歩道に入り、ついにレースをリタイアしてしまう。雨天と低気温のコンディションが響いたのか、日本記録保持者の挑戦はここで終わってしまう。日本人トップの佐藤は日本記録を狙えるペースで現在4位。7位には中村も着いている。

35km

レゲセとカロキの一騎打ち。31kmをすぎたところでレゲセがさらにペースアップ。ぐんぐんスピードをあげていき、カロキを置き去りにする。2時間4分前後のハイペースで、このままいけば日本国内最高記録を大幅に更新する好タイムが期待される。32km地点で日本人2位で7位の中村が、中央大学の堀尾に抜かれる。堀尾はMGC出場権を持たないものの、日本人トップを狙える快走を見せている。日本人トップの佐藤悠基は徐々にハイペースが厳しくなり、33kmあたりでかなりペースが落ち込んでしまう。

東京マラソン2019の速報は詳細をご覧ください。

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