中日荒木氏、最終打席は三ゴロ ロッテとのオープン戦で引退試合、2番で先発

背番号「2」のユニホームを身に着け引退試合に臨む中日・荒木雅博【写真:福谷佑介】

有吉が投じた2球目を捉えた打球は三塁・鈴木の正面に

■中日 – ロッテ(オープン戦・3日・ナゴヤドーム)

 中日の荒木雅博元内野手(現2軍内野守備走塁コーチ)が3日、ロッテとのオープン戦で引退試合に臨んだ。昨季限りで現役を引退し、今季からコーチを務める荒木は「2番・指名打者」で先発。初回に巡ってきた最後の打席は、ロッテ先発の有吉の前に三ゴロに終わった。

 長らく中日の内野を支えてきた名手がラストゲームに臨んだ。試合前、チームメートたちとともにウォーミングアップ、キャッチボール、シートノックも行い、引退試合へと向かった。

 初球は見逃しのボール。続く2球目、有吉が投じた135キロの真っ直ぐを打ちに行った荒木。打球は三塁・鈴木の正面を突き三ゴロに倒れたものの、スタンドからは大きな拍手が。ベンチへと戻った荒木はチームメートや与田監督らと握手を交わし、選手らが整列していたロッテのベンチに向けて深々と一礼。そして、ファンの声援に手を挙げて応えてベンチへと戻っていった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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