イスタンブールのグランド・バザールに立ち寄るなら「ヌルオスマニエ・モスク」もはずせない

©株式会社オンエア

イスタンブール旧市街にある中東最大級の市場、グランド・バザール。連日多くの観光客で賑わい、市場内は活気で満ちています。この巨大な市場に来たからには、ぜひ立ち寄っていただきたいのが「ヌルオスマニエ・モスク」。オスマンバロック様式の最高傑作と評されています。

そもそもグランド・バザールとは?

イスタンブール旧市街の目玉観光スポット、グランド・バザール。イスタンブールを訪れたら誰しもが足を運ぶ市場です。トルコ語ではカパル・チャルシュ、つまり屋根付きの市場といわれ、天候の悪い日でもショッピングを楽しむことができる旅行者には嬉しいスポット。コンスタンティノープルを陥落させたメフメト2世が建造を開始したのがこのバザールのはじまりで、いまでも4,000を超える店舗が営業している迷路のようなバザールです。

市場の門のすぐ横にある「ヌルオスマニエ・モスク」

広大な敷地面積を持つグランド・バザールにはなんと21もの門がありますが、イスタンブール初心者でも利用しやすいメジャーな門が「ヌルオスマニエ門」。この門のすぐ隣にある「ヌルオスマニエ・モスク」も、グランド・バザールの観光ついでに立ち寄っておきましょう。

トラムのチェンベルリタシュ駅を下車すれば目の前に見えるので、このモスクを目掛けて歩けば、モスクにも市場にもたどり着くことができます。

バロック様式の最高傑作に感嘆

オスマン帝国時代のバロック様式の建築の中でも最高傑作と評されるこのモスクは、1748年にオスマン帝国の第24代皇帝マフムト1世の命により建築が開始されました。

1754年に金曜礼拝から帰ったマフムト1世は心臓発作のため死亡。モスクの完成をその目で見ることはできませんでした。1755年、彼の後を継いだ弟のオスマン3世のときにモスクは完成。モスクには、皇帝の名に因んで「ヌルオスマニエ」つまり「オスマンの光」という名がつけられました。あるいは、モスクにおびただしい量の光を取り込む窓の多さに因んでいるとの説もあります。

直径25メートルの天高いドームが覆うモスク内はまさに神聖な空間そのもの。すぐそばにあるバザールの喧騒が嘘のように、堂内は心洗われる空気に満ちています。

おわりに

バザールと同様、ヌルオスマニエ・モスクにも無料で入場することができます。ガイドブックにも載っている有名なバザールに気を取られがちですが、すぐそばにもたくさんの見所が散りばめられているのがイスタンブールの魅力の一つでもあります。ショッピングついでに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Nuruosmaniye Camii

所在地 Mollafenari Mh., Vezirhan Cd. No:4, 34120 Fatih/İstanbul

[All photos by (c)Zon]