アルファロメオ、タチアナ・カルデロンのF1テストドライバー継続起用を発表

 アルファロメオF1チームは、タチアナ・カルデロンが2019年もテストドライバーとしてチームに留まり、フルタイムドライバーのキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィとともに仕事にあたることを発表した。

 コロンビア出身で25歳のカルデロンは、もともと2017年に開発ドライバーとしてザウバーに加入していた。カルデロンは2018年にメキシコで初めてF1マシンを走行させ、またフィオラノでは2013年仕様のマシンをテストしている。

 カルデロンはGP3に3シーズンにわたって参戦してきており、2019年からはBWTアーデンからF2に参戦することが発表されている。つまりカルデロンは、選手権の歴史の中で初の女性ドライバーとなる。

 アルファロメオは、カルデロンが自身のレース活動と並行して、スイスのヒンウィルにあるチームの拠点でテストドライバーとしての役割を継続することを発表した。

「今年も、アルファロメオ・レーシングでテストドライバーを続けらることをとても嬉しく思います」とチームのプレスリリースでカルデロンは述べた。

「チームは年ごとに素晴らしい仕事をしてきており、これほどに経験豊富な人々と仕事ができるのは名誉なことです」

「チームは私に初めてF1マシンをドライブする機会を与えてくれました。チームの一員でいられることに、喜びを感じています。近い将来、チームとともに素晴らしいことを達成できることを願っています」とカルデロンは続けた。

 カルデロンがチームとの関わりを継続することについて、アルファロメオF1チーム代表のフレデリック・バスールは温かい歓迎の意を表している。

「テストドライバーとしてのタチアナと我々の協業を継続することを発表ができ、嬉しく思っている」とバスールは述べた。

「チームはタチアナの献身と粘り強さ、およびスキルに感銘を受けている」とバスールは付け加えた。

「昨シーズンに初めてF1マシンをドライブする機会を得た彼女は、素晴らしいパフォーマンスを見せた。そして我々のチームの重要なメンバーであることを証明したのだ」

「ドライバーとしてのタチアナのスキルと、アルファロメオ・レーシングのプロジェクトをさらに発展させていくつもりだ」

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