廣岡は実戦4本塁打目、塩見は9戦連続安打中
■ヤクルト 6-2 巨人（オープン戦・3日・東京ドーム）
ヤクルトは3日、巨人とのオープン戦（東京ドーム）を戦い、6-2で勝利した。初回に塩見泰隆外野手の2点適時打、3回には山田哲人内野手の本塁打、6回には廣岡大志内野手の2ランで効果的に得点を重ねた。投げては先発の石川雅規投手が3回無失点と調整は順調。2番手のスアレスも制球に苦しみながらも3回無失点。失点は阿部慎之助選手に高梨裕稔投手が喫した2ランだけだった。それでも3回2失点だった。
キャンプから帰京してから行った巨人との2連戦。結果は1勝1敗だったが、若手野手の躍動は大きな収穫となった。塩見、村上、廣岡の3人は開幕1軍を大きく手繰り寄せ、レギュラー獲りへの猛アピールとなった。
2日の試合では塩見、村上の2年目の2人に本塁打が飛び出した。3日の試合では塩見が9番から5番に“昇格”。初回の満塁の絶好機を逃さず2点タイムリーを放つなどマルチ安打をマーク。村上もフェンス直撃の二塁打を放つなど、二本の二塁打を放った。そして、廣岡の実戦4本目のアーチをマーク。アピール合戦を続けている。
外野陣は青木宣親外野手、バレンティン外野手、雄平外野手と壁は厚いが、いつチャンスがあるかはわからない。村上や廣岡の存在で内野陣の競争も激化する。他にもオフに青木宣親外野手と一緒に自主トレを行った宮本丈内野手、日本ハムから移籍してきた太田賢吾内野手、巨人から移籍し、昨季、本塁打も放った奥村展征内野手、外野手で勝負することになった渡邉大樹選手、強肩の松本直樹捕手などが牙を研ぐ。楽しみな若手が育っており、開幕までが目が離せない。（Full-Count編集部）
