体の動く限り 写真を ALS闘病 伊勢崎の北渡瀬さんが初個展

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「体が動く限り撮り続けたい」と話す北渡瀬さん(左)と妻の君代さん

 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と闘う群馬県の写真愛好家、北渡瀬悟さん(70)=伊勢崎市稲荷町=が、同市太田町の美原記念病院ギャラリーで初の個展を開いている。昨春発症し、声が出なくなり、利き腕の右腕は不自由になったが「体が動く限り、やりたいことをやろう」と企画。発症後に撮影した作品を含む34点を展示し、写真の魅力を伝えている。

 造園業を営んでいた北渡瀬さんが体に異変を感じたのは昨年4月。仕事の会合中、突然ろれつが回らなくなった。歯の治療の影響だと気に留めなかったが、夏になっても回復しなかった。原因が分からず、群馬大医学部附属病院で検査したところ、ALSと診断された。週1回リハビリに通いながら、もともと参加していた日中太極拳伊勢崎教室で練習風景などを撮影するカメラマンとして活動している。「歩けなくなっても車椅子で出掛け、リモコンを使って撮り続けたい」と、写真への情熱は衰えない。個展は4月8日まで。3月8日にサクラなど春の作品に入れ替える予定。