レンジャーズがツインズからグラニット外野手を獲得

日本時間3月4日、レンジャーズはマイナーの右腕、ゼイビアー・ムーアをツインズへ放出し、外野手のザック・グラニットを獲得するトレードが成立したことを発表した。グラニットは、ツインズがマーウィン・ゴンザレスと正式に契約を結んだ際にDFAとなり、40人枠から外されていた。また、レンジャーズはグラニットの枠を用意するために、左肩の手術を受けてリハビリを続けている外野手のスコット・ハイネマンを60日間の故障者リストに登録している。

現在26歳のグラニットは、2013年のドラフトでツインズから14巡目指名を受けてプロ入りし、2017年7月にメジャーデビュー。この年は40試合に出場して打率.237、1本塁打、13打点、2盗塁、OPS.611をマークし、9三振に対して12四球というアプローチの良さが光った。しかし、昨季は利き腕ではない右肩の故障に悩まされ、メジャーでの出場機会はなし。AAA級でも68試合の出場にとどまり、打率.211、0本塁打、4打点、9盗塁、OPS.527と不本意なシーズンを過ごした。今年のオープン戦では、ここまで5打数ノーヒットに終わっている。

2016年にAA級で56盗塁をマークしているように、スピードが魅力の外野手であり、マイナーでは主にセンターを守ってきた。また、マイナーでは年間69三振が自己最多とコンタクト能力の高さも魅力であり、故障が癒えてメジャーのレベルに適応できれば、俊足巧打の外野手として面白い存在になりそうだ。

一方、ツインズへ移籍することになったムーアは、その後まもなくインターナショナル・ボーナスプール・マネー75万ドルとの交換で、オリオールズへ移籍することが決定している。ムーアは2017年のドラフトでレンジャーズから16巡目指名を受けた20歳のリリーフ右腕であり、マイナーでは2シーズンで通算25試合に登板し、0勝1敗、2セーブ、防御率5.35という成績を残している。

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