絆創膏には実は使用期限がある!?正しい絆創膏の使い方と旅先で役立つ豆知識

ケガをした際、大活躍してくれる絆創膏。旅先で転倒したり、擦りむいたときも、持っていると大変助かるアイテムです。しかし、絆創膏の正しい使い方や貼り方を知らない、なんてことも。そこで今回は、絆創膏の正しい使い方から豆知識までを幅広くご紹介。いざというときに役立つ知識を身につけることができますよ。

正しい絆創膏の使い方

絆創膏の正しい使い方を知っていますか? キズぐちから出血していると、慌てて絆創膏を貼ってしまいがちですが、その使い方は間違っています。絆創膏やオフィス用・工業用のテープメーカーとして有名なニチバン株式会社によると、絆創膏を貼る前にするべきことがいくつかあるそうです。また、肌がかぶれないように絆創膏を貼るコツも教えてもらいましたので、合わせてご紹介します。

【絆創膏を貼る前にすること】

・水でキズぐちをよく洗い、感染の原因となる砂利や異物を取り除きます。

・キズぐちをおさえて止血しましょう。その際、清潔なガーゼや布などを使用します。

【絆創膏を貼るとき、はがすとき】

・キズの大きさよりも大きなパッドのサイズの絆創膏を選びます。

・絆創膏のテープを引っ張らずに貼ってください。引っ張ってしまうとかぶれの原因になるので注意。

・かぶれを防止するため、同じ位置に何度も貼らず、角度を少し変えて貼りましょう。

・絆創膏をはがす際は、一気にはがさず、肌をおさえながらゆっくりはがします。

正しい絆創膏の貼り方

絆創膏の貼り方も絆創膏のはくり紙の枚数によって異なるとのこと。ここでは、基本となる指に絆創膏を正しく貼る方法をお伝えします。

【はくり紙2枚タイプ】

1.折り返しがない方のセパレーターをパッド全体が見えるまではがします。

2.セパレーターをつまんで、キズぐちにパッドをあてます。

3.指を包み込むように、長い方のセパレーターをはがしながら貼ってください。

4.もう片方のセパレーターをゆっくりはがしながらシワにならないようによく密着させて指に巻いてください。

【はくり紙3枚タイプ】

1.折り返しがない真ん中のセパレーターをはがします。

2.セパレーターをつまんで、キズぐちにパッドをあてます。

3.指を包み込むように、テープを伸ばさず片方のセパレーターをはがしながら貼ってください。

4.もう片方のセパレーターをゆっくりはがしながらシワにならないようによく密着させて指に巻いてください。

知っているようで知らない!絆創膏の豆知識

絆創膏に関する豆知識は知っているつもりでいても「え? そうだったの!?」と思うことが意外とありました。

【絆創膏を貼るタイミングとは?】

絆創膏を貼るタイミングは、水でキズぐちをよく洗い、清潔なガーゼや布などでキズぐちをおさえて止血した後、貼るのが正解です。

【入浴中は絆創膏をはがす? はがさない?】

絆創膏をはがして入浴する人もいるかもしれませんが、絆創膏を貼ったまま入浴した方が良いそうです。お風呂上がりに絆創膏を貼りかえるのが衛生的にも良いとのこと。

【絆創膏に使用期限はあるの?】

長い間、使わずに引き出しの中に入れっぱなしになっている絆創膏はありませんか? その場合は箱に書いてある使用期限を確認した方がいいかもしれません。ニチバンのケアリーヴは4年、ケアリーヴ治す力は3年の使用期限になっています。

これだけは持っておきたい!プロが教える防災グッズ

国内外の災害現場で指揮をとってきた、一般社団法人日本防災教育訓練センターの代表理事・サニーカミヤ氏から、これだけは最低限、持っておきたい防災グッズについても教えてもらいました。旅先で地震などの自然災害や火災が起こり、巻き込まれる危険性もなきにしもあらずです。そのため、以下の3つは旅行にも持っていった方が安心でしょう。

1.100円ショップにも売っているスプレーノズル付きのボトル200ml(水を入れる)

キズぐちの消毒のほか、飲料水や冷却、手などを清潔に保つためにも大事なアイテムとなります。旅行中は現地で購入したミネラルウォーターを入れて持ち歩くと良さそうですね。

2.防水タイプの絆創膏

特に夏の時期は、汗や湿度で絆創膏が浮きやすくなりますが、それを防げます。また、水害時の感染症予防、土砂のかき出し作業にも役立ちます。

3.薄手の切れにくい手袋(耐切創手袋)

地震で割れたガラスの除去、火災時の火傷防止などに役立ちます。軍手は手を切りやすいのでNGだそうです。

海外でのユニークな絆創膏の使い方

サニーカミヤ氏によると海外では泣いている子どもの気分を変えたいときに、おまじないとして絆創膏を貼り、子どもをなだめているそうです。また、約束事を守るための誓いとしてや、禁酒・禁煙などのメンタルスイッチに絆創膏を貼ることもあるとか。絆創膏に誓いのメッセージを書くこともあるそうですよ。

海外での絆創膏の使い方を聞いて、小学生の頃に流行っていた絆創膏を使った、好きな人と両思いになれるおまじないを思い出しました。詳しいおまじないのやり方は忘れてしまいましたが、何日も同じ指に絆創膏を貼り続けていた記憶があります。どうやら、あのおまじないは肌がかぶれる危険性があったようです(笑)。

フィット感がすごい!高機能なケアリーヴシリーズ

ニチバンの「ケアリーヴ治す力」を実際に指に貼ってみました。すると、オーキューバンとの差が明らかに!

人差し指がケアリーヴ治す力、中指がオーキューバン

オーキューバンはフィット感がイマイチで、指を曲げるとパッドが少し浮いてしまいます。絆創膏全体がかたく、ゴワゴワしているのも気になりました。しかし、ケアリーヴはまったく浮きません。ソフトな肌触りで柔軟性があり指にしっかりフィットし、キズぐちを保護してくれます。

「ケアリーヴ治す力」には防水フィルムタイプもあります。こちらも柔軟性があり、目立たず、ちょっとしたキズにも貼ることができて便利です。防水フィルムタイプは、小さなスポット用から膝などの大きなケガにも貼れるジャンボサイズまであり、キズをしっかり保護して、治癒促進してくれますよ。

ケアリーヴシリーズなら、2日〜3日に1回キズを観察し、貼り替えればオッケーです。ただし、感染したキズや、感染を起こす危険性があるキズには使用できません。また、ケガをしてから時間が経ち、かさぶたができたキズには使用しないでください。

※ケアリーヴシリーズを貼る場合は、水でキズぐちを洗う際、消毒剤や軟膏と併用しないでください。

旅先に持っていくのなら、しっかりフィットして柔軟性の高い、ケアリーヴシリーズが最適だと思いました。絆創膏の正しい使い方と貼り方を覚えた上で、ケアリーヴを数枚バッグやポーチに入れておけば、突然の旅先でのケガにも冷静に対処できそうですね。

ケアリーヴ

HP:http://www.careleaves.com/

[All photos by あやみ]

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