「トレース」がBSフジの警察ドラマとコラボ&「科捜研の女」から“研究員”が!

4月1日からBSフジでスタートする「警視庁捜査資料管理室」(月曜午後11:00)に、放送中のフジテレビ系連続ドラマ「トレース~科捜研の男~」(月曜午後9:00)で船越英一郎が演じる刑事・虎丸良平が登場することが分かった。さらに、「警視庁捜査資料管理室」で瀧川英次演じる技術専門官・明石幸男が3月4日の「トレース~科捜研の男~」に出演、コラボレーションが実現する。

「警視庁捜査資料管理室」は、事件の捜査資料をデジタルデータに置き換え保存する技術専門官の明石が主人公の警察ドラマ。この明石には“妄想癖”があり、捜査資料から妄想を膨らませ勝手に事件を推理していくというかなり風変わりな人物。「トレース~科捜研の男~」は、累計40万部突破の大人気コミック「トレース~科捜研法医研究員の追想~」が原作。陰惨な過去を持つ影のある科捜研法医研究員・真野礼二(錦戸亮)が、「鑑定結果こそが真実」という信念のもと事件解決に奔走していく。

コラボに船越は「いつもとは違う緊張感で、その緊張感を何とか破って爆笑の渦にしようというモチベーションがエネルギーになりました(笑)。作品のコンセプトも雰囲気も全く違いますから、虎丸が『トレース~科捜研の男~』で、本当はやりたいけどやりきれないことをやらせてもらえました。ですから今日は、虎丸のセルフパロディーをやらせてもらった感じで面白かったですね」と手応え。“月9”の現場との違いは「とにかくBSさんは少数精鋭ですね。瀧川くんも“月9”のあまりのスタッフの多さに驚いて、このセットの中にスタッフが入りきらないんじゃないかと言っていました。そのくらいスタッフの数が違いますね」と笑う。

その瀧川は「撮影現場が一緒なんですが、スタッフと俳優が違うとこんなに違う雰囲気の映像が撮れるんだとすごく新鮮でした」と驚きつつ、「今後、捜査資料が必要な時には、さまざまな刑事ドラマの皆さんにぜひここを訪ねていただきたいですね。局をまたいで紅茶が大好きなおじさまが来ていただいても良いですし、こちらはウェルカムです!」と期待している。

さらに同日の「トレース~科捜研の男~」には長田成哉がゲスト出演。長田といえば、テレビ朝日系の長寿ドラマ「科捜研の女」で空気が読めないものの、憎めない物理担当の研究員・相馬を第11シーズンから16シーズンまで演じてきた。今回はアパートで変わり果てた姿で見つかった胡桃沢綾乃(美山加恋)の同僚で婚約者・関口章太郎役。船越が演じる虎丸刑事から、参考人として事情を聞かれる役どころだ。

オファーに長田は「え!?っと思いましたね。『科捜研の女』と物語は全く別のドラマですが、タイトルを聞いた時はドキッとしました」と驚きつつ、「原作が好きな漫画だったので、ドラマ化するんじゃないかなと思っていたんです。ドラマもすごくいいですよね。僕も“科捜研”でしたが、『トレース』も鑑定をして事件の真相を究明するというドラマ。よく作り込まれていると思います」と太鼓判を押している。

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