さや香が大接戦を制し「上方漫才コンテスト」優勝!「運も左右した」

NHK総合で3月1日に放送された「第49回 NHK 上方漫才コンテスト」(関西ローカル)で、お笑いコンビ・さや香(新山士彦、石井誠一)が優勝した。

同コンテストは上方演芸会における新人の登竜門として知られ、今大会にはラニーノーズ、からし蓮根、さや香、たくろう、ジュリエッタ、ネイビーズアフロ、丸亀じゃんご、インディアンスの8組が予選を勝ち抜き、本選に出場。審査員は西川きよし、桂文珍、ハイヒール・リンゴ、ユウキロック、内藤剛志、大林素子、大池昌の7人が務めた。

本選Aブロックは、さや香とからし蓮根、たくろうの3組が2票ずつで並び、決選投票の結果、さや香が3票を得て決勝に進出。Bブロックを勝ち上がった丸亀じゃんごとの一騎打ちでは、さや香が4票を獲得して栄冠に輝いた。

新山は「どの出場者のネタも面白かったので自信はそんなになかった。正直優勝できるとは思っていなかった。本選の2回とも接戦で勝ち抜いたので、今日の出来とか出番順とかで決まったのではないでしょうか。ついていた、ラッキーだったなと思います」と接戦を振り返ると、石井も「2017年の“M―1”に出場してからコンビ名の知名度が少し上がったけれども、賞レースではあまり結果が伴ってこなかったなと感じているので、今回の優勝はめちゃくちゃうれしいです。誰が取ってもおかしくないほどみんな面白かったので、運が左右したのだと思います」と笑顔を見せていた。

同コントストは1971年にスタートし、オール阪神・巨人、トミーズ、フットボールアワー、笑い飯など、現在も第一線で活躍する芸人が最優秀賞を受賞。近年は銀シャリ、スーパーマラドーナ、かまいたち、ウーマンラッシュアワー、和牛、アキナ、ミキ、ゆりやんレトリィバァ、アインシュタインら実力派若手芸人が優勝している。

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