酒井宏樹の勢い止まらない! ムバッペ、フェキルらと2月のベストイレブンに

アジアカップに出場していた酒井 photo/Getty Images

日本代表は2月1日までUAEで開催されていたアジアカップ2019に参加していたため、中には所属クラブに戻った際に苦労している選手たちもいた。サウサンプトンDF吉田麻也もスタメン復帰するまで少しの時間を要することとなり、これがアジアカップ独特の難しさでもある。

しかし、そんなものは全く関係なしという選手もいた。マルセイユDF酒井宏樹だ。酒井は5日のボルドー戦で早くもスタメン復帰し、そこからリーグ戦5試合続けてのフル出場を記録。チームも4勝1分と負けなしで、失点も僅かに2だ。フランスのメディアでも酒井が最終ラインに戻ったことの大きさが伝えられていたが、この起用法を見ても酒井がどれだけ重要視されているかが分かる。

またデータサイト『WhoScored』はリーグ・アンの2月ベストイレブンを発表しているが、そこでも酒井は右サイドバックで選出されている。GKアルフォンス・アレオラ(PSG)、右サイドバック酒井、左サイドバックがライビン・クルザワ(PSG)、センターバックはマルキーニョス(PSG)、酒井と同僚のマルセイユDFブバカル・カマラで守備陣は構成されており、ここに酒井が割って入っているのは見事だ。

中盤はヴァランタン・ロニエ(ナント)、テジ・サヴェニエ(ニーム)のダブルボランチ、右サイドハーフにクリストファー・ヌクンク(PSG)、左サイドハーフにロニー・ロペス(モナコ)。

前線はキリアン・ムバッペ(PSG)、ナビル・フェキル(リヨン)の2トップだ。さすがにパリ・サンジェルマンの選手が多くなっているが、このベストイレブンは評価点がベースとなっている。ここに入っている酒井は2月のパフォーマンスがそれだけハイレベルだったということだ。

アジアカップ離脱の影響を全く受けることなくマルセイユでフル稼働している酒井。日本代表でも不動の右サイドバックとなっており、今や海外組で最も成功している選手の1人と言ってもいいだろう。

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