クルーズ客向けアプリ開発も ミナト横浜・官民連携の会合

クルーズ客船による横浜の振興策を官民で話し合った会合=横浜市中区

 クルーズ客船が寄港するミナト横浜の地域振興促進に向け、国土交通省関東地方整備局など官民が一体となった「YOKOHAMAクルーズサポートチーム」は4日、横浜市中区で会合を開いた。

 昨年6月に続き2回目。同局の松永康男副局長は冒頭、横浜港の大黒、新港の両ふ頭に今年、新しい客船ターミナルが誕生することに触れ「チームの力を結集してクルーズを中心とした横浜の振興に向けたさまざまな取り組みを実行に移す。横浜港や街が発展するよう引き続き対応したい」とあいさつした。

 昨年の取り組みとして、三渓園の観光や市内商業施設と連携した新たなルートの実証、超大型客船が寄港する大黒ふ頭の交通アクセス改善などが報告され、一定の成果が得られたとした。その上で、ターミナルからの受け入れを円滑に進めるため、同局は市内を観光するクルーズ客のためのスマートフォン向けアプリを3月末までに開発するとした。

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