テレ東が激戦区の日曜午後8時台に「THEカラオケ★バトル」を編成

テレビ東京およびBSテレ東が、テレビ東京本社にて4月期の番組編成説明会を開催し、新番組のラインアップを発表した。

今年、開局55周年を迎えるテレビ東京の4月期改編のキャッチフレーズは「テレ東は変わらない、なんでもやる元年!」。改編のポイントとして「新企画の積極的チャレンジ」「思い切った改編」の二つを挙げ、「新企画の積極的チャレンジ」として、火曜午後7時台に「火曜ゴールデン」枠を新設。「思い切った改編」として、毎週水曜に放送中のバラエティー番組「THE カラオケ★バトル」を毎週日曜午後7時54分放送の「日曜ビッグバラエティ」枠へ移行することを発表。“超激戦区”と呼ばれる日曜午後8時台のこの枠。「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」「池上ワールド 池上彰の現代史を歩く」などのラインアップに「THEカラオケ★バトル」も加わる形になる。

会見には「THEカラオケ★バトル」の司会を務める柳原可奈子、同局・柴幸伸プロデューサーが登場。激戦区への参戦について柳原は「ご家族で見ていただいている方がとっても多くて、お子さんも出たいって目線で見ていただいているので、日曜日はいけるんじゃないかな」と自信をのぞかせた。同枠で他局の気になる番組を聞かれると、柳原は「(NHK)大河には出られなくなるわけですね。オファーこそ来てないですけど(笑)」と盛り上げた。普段カラオケは誰と行くかというトークテーマでは「ヒトカラもします! 今度は夫婦で行ってみたいと思います(笑)。やった! こんなことが言えるよ、うれしいね~!」と先日、結婚を発表した柳原は満面の笑みでのろけた。意気込みを聞かれた柴プロデューサーは「なるべく他局にバレないように引っ越したい」と秘策(?)を明かし、「なるべく記事は控えめに…」とまさかの要望で笑いを誘っていた。

ドラマは“男の色気”たっぷりの俳優陣が勢ぞろい! ドラマBiz「スパイラル~町工場の軌跡~」主演の玉木宏。金曜8時のドラマ「執事 西園寺の名推理2」主演の上川隆也。ドラマ24「きのう何食べた?」は、西島秀俊&内野聖陽のダブル主演。また、3月23、24日の2夜連続で放送する、開局55周年ドラマスペシャル「二つの祖国」も主演の小栗旬をはじめ、ムロツヨシ、高良健吾、新田真剣佑らが共演。今春のドラマは男の色気たっぷりの、まさに“イケメン祭り”で視聴者をくぎ付けにする。

BSテレ東の4月改編のキャッチフレーズは「“テレビの力”新発見 止まらない挑戦!」。視聴者にさらなるテレビの魅力、可能性を新発見してもらいたいという思いから、視聴者のために何か新発見するべく、絶えず挑戦を続けるという気持ちを込めたもの。GH帯で二つの新ジャンルに挑戦する。一つ目は、新しいライフスタイル番組として「カンニング竹山の新しい人生、始めます!」(日曜午後9:00)を放送。人生100年時代と言われる長い人生を楽しく生きるために、「移住」「開業」「再就職」「健康」「資産運用」「相続」「趣味」など、人生の後半戦スタートで知っておきたい、新しい人生の選択肢となる生活をしている人や情報を紹介していく新しいライフスタイル番組となっている。

会見にはカンニング竹山もゲストとして登場。今回のオファーを受けた理由を聞かれると、竹山は「テレ東で仕事がないからだよ!」と突っ込みつつも、「まったく偶然で、ちょうど同じようなことを考えていて、どこかの局に企画書を出そうと話し合っているところに、ちょうどいただいたお話で、だから絶対やるべきだと」と運命的なものを感じたという竹山。「僕も50歳手前になって、ずっと同じような仕事でザキヤマ(アンタッチャブル・山崎弘也)あたりにいじられたりとか、なんだかんだワイドショーで訳の分からないコメンテーターみたいなことばっかりしたり、何やっているんだ!と悩んでいた時期だったので、違う人生があんじゃないかとか、タレントとしても見せ方を変えることもできるんじゃないかと、いろいろと考えていた」と漏らし、「もしこの番組がものすごく軌道に乗ったら、ほかの番組をやめてでもやる、それぐらいの覚悟です!」と力を込めた。その後、タイトルロゴを自ら書く展開となり、竹山は「字がすごい下手なんですよ…」と困惑しながらも、しっかりと書き上げロゴに採用。「日曜9時という、いろんな激戦のテレビ番組がある中で、新たにこういう番組を始めようとしています。誰が見ても面白いし、いい番組だなと思えるような番組作りを意外と真剣にやろうと思っています。大人でもゆっくり見られるような番組をこんな僕ですけど、真剣に作りますのでよろしくお願いします!」とアピールした。

二つ目の挑戦は「土曜ドラマ9」枠で、初の連続時代劇となる「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」(土曜午後9:00)がスタートする。引き続き、早朝帯もGH帯も深夜帯も4Kに挑戦し続ける。

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