テレビ朝日系で3月17日に放送する西村京太郎トラベルミステリー第70作スペシャル「十津川警部VS鉄道捜査官・花村乃里子」（午後9:00）で、ミステリー界の重鎮・西村京太郎が生み出した人気キャラクター「トラベルミステリー」の十津川警部と「鉄道捜査官」の花村乃里子の夢のコラボレーションが実現する。
このコラボは「西村京太郎トラベルミステリー」シリーズが第70作という節目を迎えたことで実現したもので、十津川警部役・高橋英樹と花村乃里子役・沢口靖子は、今作が初共演となる。「西村京太郎トラベルミステリー」は1979年にスタート。「土曜ワイド劇場」をメインに放送を重ね、40年もの歴史を積み上げてきた超人気シリーズ。そして、「西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官」シリーズは2000年から始まり、ミステリーファンはもちろん、鉄道ファンも魅了。18年で第18作を数えるに至った。
花村乃里子が十津川警部の捜査に全面協力するという展開には、高橋も「いや、ビックリしましたよ！ こんな大型コラボは初めてですし、ましてや沢口靖子さんという大女優が、われわれの作品に登場してくださると聞いた時は思わず『ウソでしょ？』って言っちゃったんです」と驚きを隠せなかった。
そして、自身が愛着を持って19年間演じてきた役柄のまま、異なる作品世界に招き入れられた沢口は、「記念すべき70作目という作品に、“鉄道捜査官・花村乃里子”として登場させていただけるなんて、とても面白い企画だなとワクワクしました」と、かつてないスケールのコラボに心躍らせながら参戦したことを明かした。
今回、2人が出会うのは悪徳ジャーナリストが殺害された事件。遺体を遺棄した男と事件当日、奇しくも東京駅で遭遇していた乃里子は、十津川警部に捜査協力を申し出る。十津川警部と亀井刑事（高田純次）は真相を追って山形へと向かい、捜査を進めるうちに事件の奥底に秘められた切なくも温かい親子愛が浮かび上がってくる。そんな、緊迫したストーリーの合間には、両シリーズにレギュラー出演している山村紅葉のお楽しみ場面や、ミステリーファン必見のスペシャルならではのセリフなども多数、盛り込まれている。
高橋は、「日本人がこよなく愛する鉄道を背景に、人間の情愛が描かれていますので、われわれをはじめとする登場人物たちの人間ドラマを感じていただければうれしい」と力を込めて見どころを語ると、沢口も「15年の歳月を経て確かめられていく、親子の絆を描いた感動的な物語です。微力ながら、鉄道捜査官・花村乃里子もお手伝いさせていただきますので、どうぞご期待下さい」と本作をアピールした。
