これまで数多くのタイトルを獲得してきたジョゼ・モウリーニョは、中盤でボールを奪取できる運動量豊富なMFを好んで起用してきた。その傾向を考えると、今チェルシーでプレイするMFエンゴロ・カンテはモウリーニョにとって理想のMFと言えるだろう。
カンテは今や世界最高クラスの守備的MFと言われ、運動量もボール奪取力も抜群に優れている。英『BT Sport』によると、モウリーニョもカンテを怪物と絶賛している。今季はマウリツィオ・サッリがカンテをインサイドハーフで起用していることが話題を呼んでいるが、モウリーニョはカンテが3人いれば何の問題もないとジョークを交えて絶賛している。
「彼は優れた選手で、姿勢もボールを奪うインテンシティも素晴らしい。彼なら全てのポジションでプレイできると思う。みんなが見ているようにもっと守備的な役割でプレイすれば、多くのボールをリカバリーしてくれることだろう。怪物だよ。チェルシーにとってパーフェクトなシナリオはカンテが3人いて、それで中盤を回すことだ。アメイジングだろうね」
カンテはカードトラブルも少なく、チームメイトと問題を抱えるタイプの選手でもない。恐らくどのチームでもスタメンを確保できるだろう。今季は苦戦しているが、レスター・シティとチェルシーがリーグ制覇を達成できたのはカンテのおかげと言っていい。フランス代表としてもロシアワールドカップを制しており、カンテのような選手がいるチームは強い。モウリーニョもそれは理解しているはずで、カンテは絶対にチームへ加えたい選手の1人だろう。