YKKAP、トリプル樹脂サッシ「APW430」生産を強化

堀秀充社長が2019年度経営方針を発表

 YKKAP(東京都千代田区)は3月5日、2018年度業績見込みと2019年度経営方針を発表した。2018年度の売上高は前年比103%の4300億円、営業利益は前年比100.2%の221億円になると推定した。2019年度の重点施策については、トリプルガラス樹脂サッシ「APW430」の生産を拡大するため、2019年9月から東北製造所に8億円を投資してAPW430、APW330の兼用ラインを新設、10月から北海道工場にも6億円を投資してラインの再構築を進める。完成すると月当たりのAPW430の生産量は2倍になる計画。

 「現在、アルミサッシから複合と樹脂サッシへ、複層ガラスからトリプルガラスへと生産を強化している」と、堀秀充YKKAP社長は語る。

 2019年度の連結売上高は前年比104%の4471億円、営業利益は前年比108%の239億円をめざす。

 エクステリア事業は、大雪や台風で需要が拡大したことをうけ、2018年度は売り上げが伸びた。カーポートは前年比115%、フェンスは前年比121%。2019年度も積極的な強化をしていく方針だ。

 リノベーション事業も高断熱・耐震を軸とした需要創造を進め、普及拡大をめざす。

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